Visual Studio 2008 Service Pack 1のSQL Server 2008への対応

先月の8月26日から29日にかけて、横浜で開かれたTech-Ed 2008は盛況のうちに終了しました。ご来場になった方は、今年発表された製品の紹介や、今後展開される新技術についてのプログラムにご満足いただけたと思います。私も最終日に行われた、Peer Talk Lunchに参加しました。その中で、多数のお客様と、技術や現在かかえていられる問題など興味深い話題を直接お話しできる機会を持て、大変有意義な時間を過ごさせてもらいました。

さて今日は、TechEdのセッションの中でも解説されたVisual Studio 2008のService Pack 1(以下 SP1。こちらからご入手いただけます。)のSQL Server 2008(以下SQL 2008)への対応を、簡単にご紹介したいと思います。

SP1は、8月12日にリリースされているので、すでに適用された方も多いかもしれません。今回のSP1を適用することにより、データベース関連での機能強化は、SQL Server 2008をサポートすることが挙げられます。SQL 2008データベースへの接続、SQL 2008で追加されたデータ型のサポート、デザイナーでのデータベースの操作、T-SQLエディタでのクゥェリの編集などができるようになります。

但し、お気づきの方もおられると思いますが、SP1を適用してもVisual Studio 2008 Database Edition(以下 Database Edition)の以下の機能については、SQL2008ではサポートされません。

-       データベースプロジェクトのテンプレート

-       スキーマの比較

-       データの比較

-       スキーマのインポート

現在、Database EditionのSQL 2008対応のパッチの開発中です。英語版のVisual Studioにインストールできる、Visual Studio Team System 2008 Database GDR(General Distribution Releaseの略)が、CTP(Community Technology Previewsの略)として提供されています。CTPのサイトからは、GDRについての英語のドキュメントもダウンロードできます。興味のある方は参考になさってください。日本語版への対応は、正式版のパッチのリリースを、お待ちください。