F#

F#は、Microsoft Researchが開発した、OCaml(Objective Caml)と互換性のある.NETの関数型プログラミング言語です。C#など他の.NET言語も相互に呼び出せ、.NETライブラリにも直接アクセス出来ます。

以下のソーマセガー(本社ディベロッパー製品開発のSenior Vice President)のブログで触れていますが、F#も他の.NET言語同様に、Visual Studioにインテグレートされることになります。

https://blogs.msdn.com/somasegar/archive/2007/10/17/f-a-functional-programming-language.aspx

最新のF# CompilerとF# for Visual Studioが以下の場所からインストール出来ます。この5月にリリースされたVersion 1.9.4で、ダウンロードサイズは17.1MBになります。

https://research.microsoft.com/research/downloads/Details/7ac148a7-149b-4056-aa06-1e6754efd36f/Details.aspx

必要なシステムとしては、Windows 2000、2003 Server、XP、Vista、または、Linux。メモリは256MB以上。

Visual Studio 2005か2008、または、Visual Studio Shellとの併用が推奨されています。

実際にインストールしてみると、スタートメニューに Microsoft Research F# 1.9.4.17 が追加され、その下に以下のものが追加されます。

  • F# Interactive (Console)
  • F# Interactive (Visual Studio)
  • F# Manual
  • F# Release Notes
  • F# Samples

F# Interactive (Console)

コマンドプロンプト上でF# Interactive(fsi.exe)が起動されます。

簡単な例として、プロンプト上で以下の1行を実行すると、Windowsフォーム上に“Hello World!”と表示されます。

System.Windows.Forms.MessageBox.Show "Hello World!";;

F# Interactive (Visual Studio)

Visual Studio上でのF# Interactiveの使用法が記載されています。

Visual Studio 2008では、ツールメニューのアドインマネージャで、F# Interactive for Visual Studioを選ぶと、F# Interactiveのツールウィンドウが開きます。

F# Manual

F#のドキュメント群です。Getting StartedやLanguage Specificationなどがあります。

F# Release Notes

F#のリリースノートです。インストールに関する注意事項などです。

F# Samples

F#のサンプル群です。WindowsフォームやASP.NET 2.0などの、様々なサンプルが用意されています。

Visual StudioにF# Projectのテンプレートもインストールされます。

プロジュクトの新規作成で、その他のプロジュクトの種類を開くと、F# Projects がリストされています。F#に関連する以下のファイルのテンプレートが用意されています。

  • F# Interface File (拡張子 .fsi)
  • F# Lex File (.fsl)
  • F# Script File (.fsx)
  • F# Source File (.fs)
  • F# Yacc File (.fsy)
  • ML/F# Interface File (.mli)
  • ML/F# Source File (.ml)

興味のある方は、以下の資料なども参考に、一度インストールしてお試し下さい。