次期 Visual Studio の正式名称が “Visual Studio 2008” に決定!

これまでコードネーム “Orcas” として情報が公開されておりました次期 Visual Studio が、

正式名称を “Microsoft Visual Studio 2008” とすることが正式に発表されました。

多くの新しい機能を搭載した Visual Studio 2008 の発売がいよいよ近づいてきましたね。

今後もこの Blog にて様々な新しい機能についての情報を記載させて頂くと思いますが、

今回は Visual Studio 2008 に搭載される予定の新たなモバイル アプリケーション開発関連の

機能をご紹介いたします。

1. スマートデバイスプロジェクトのためのテストツール機能

スマート デバイス プロジェクトを開発するための新たなテストツールといたしまして、

デスクトップ アプリケーションと同じように、単体テストや順序指定テストをスマート デバイス

プロジェクトに対しても行える機能が Visual Studio 2008 に搭載されました。

この新たな機能を使用することにより、モバイル アプリケーション開発者の方々は開発されている

アプリケーションの API などをテスト プロジェクトからテストすることが可能になります。

2. Windows Mobile 5.0 を標準でサポート

Visual Studio 2008 にはWindows Mobile 5.0 SDK と、それに対応したプロジェクトのテンプレートなどが標準で

搭載されています。

3. デバイスセキュリティマネージャーによるデバイスセキュリティ設定の管理

新しい Visual Studio 2008 の機能といたしまして、デバイス セキュリティ マネージャ ツールから

デバイスの様々なセキュリティ設定の配置が簡単に行えるようになりました。

また、証明書を使用することによって、デバイスのセキュリティを害する可能性のあるアプリケーション

インストールの制限、及びデバイス セキュリティ設定をデバイスから簡単に import/export することが

Visual Studio 2008 からは可能になります。

その他にも .NET Compact Framework 3.5の標準対応、及び Core Connectivity Framework の強化など、

様々なモバイル アプリケーション開発に関する新しい機能が Visual Studio 2008 では搭載されております。

最近日本では e-mobile 社の携帯市場への参入や、大手携帯電話会社の新たなスマートフォン端末の投入などにより、

スマートフォンへの注目が非常に高まっております。

開発者のみなさんもこれを良い機会にモバイル アプリケーション開発を試されてみてはいかがでしょうか。