.NET Compact Framework 3.5 Beta1 再頒布可能パッケージ (英語)

 

.NET Compact Framework 3.5 Beta1 再頒布可能パッケージ (英語) がリリースされました。

https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=1343d537-a62f-4a6e-9727-7791bf4cc2bd&DisplayLang=en

 

 .NET Compact Framework 3.5 Beta1 再頒布可能パッケージは、Pocket PC、Pocket PC Phone Edition、Smartphone およびその他の Windows CE パワードのデバイス上で .NET Compact Framework 3.5 Beta1 のアプリケーションの動作を可能にします。

 また本パッケージにより、.NET Compact Framework 2.0 および 1.0用に開発されたアプリケーションを動作させることも可能です。

 

 

ノート

 本リリースは、Visual Studio コードネーム "Orcas" Beta1 に含まれている .NET Compact Framework 3.5 Beta1 に存在する重要なバグの修正を含んでいます

 具体的には、Microsoft.ServiceModel.Channels.Mail* dllを参照することができないため、そらのDLLを使用するプロジェクトを作成することができない、というものです。

 すでに Visual Studio コードネーム "Orcas" Beta1 をお使いでかつ上記のDLLへの参照を必要とされる場合は、最初に .NET Compact Framework 3.5 Beta1 をアンインストールしてからこのバージョンの NETCFSetupv35.msi をインストールしてください。

 

 

  .NET Compact Framework 3.5 Beta1 の新機能

1. Windows Communication Foundation のサポート

Windows Communication Foundation(以下、WCF)は、.NET Framework 3.0 から採用された、ネット上でサービス指向のアプリケーションを構築および実行するためのフレームワークです。

  .NET Compact Framework 3.5 Beta1 が動作しているクライアント環境では、既存のWCF Web サービスに接続することが可能です。

 ※ .NET Framework 3.0 の詳細につきましてはこちらを参照してください。

https://www.microsoft.com/japan/msdn/net/general/intronetfx30.aspx

 

2. LINQ のサポート

 Language-Integrated Query (LINQ)  はタイプセーフなデータ クエリをサポートする一連の言語拡張で、XMLおよびデータベースをはじめとするさまざまな形式のデータに対して共通の形式でクエリの対象とすることができます。

 LINQは、次期バージョンのVisual Studio (コードネーム"Orcas")に搭載されるC#およびVBでサポートされる予定です。

3. Windows Forms の拡張

 .NET Compact Framework 3.5 Beta1では、よりグラフィカルなWindows Formアプリケーションをサポートするために、以下のネームスペースに対して拡張が施されています。

System.Windows.Forms.TabPage

System.Windows.Forms.Panel

System.Windows.Forms.Splitter

System.Windows.Forms.PictureBox

 

他にもサウンドプレイヤーのサポートやファイルの圧縮のサポートなど、様々な機能拡張が施されています。

 

なお、.NET Compact Framework 3.5 Beta1 再頒布可能パッケージのインストールには、ActiveSync 4.0 および対応するデバイスが必要です。

また、.NET Compact Framework 3.5 Beta1 のアプリケーションを開発するには、Visual Studio コードネーム "Orcas" Beta1 (英語)が必要です。