MIX 2007 においてSilverlight が発表されました

 

黄金週間の間に米国ではMIX 2007で、Microsoft® SilverlightTM が発表になりました。日本でも結構話題になっているので、ご存知の方も多いかと思いますが、知らない方のために、本当に簡単に紹介させていただきます。

Silverlightとは、今まで「WPF/E」として紹介していたものの正式名称です。

つまり、Silverlight のメインサイトhttps://silverlight.net/ (英語)にもあるように、一言で言えば、異なるブラウザー上、異なるプラットフォーム上に実装可能なプラグインで、.NET を基盤とした次世代のメディアエクペリエンスやWebにおけるRIA(Rich Interactive Applications) を実現するものです。(日本では、RIAというとRich Internet Applicationsと解説されることが多いですが、WebにおけるRIAということで、同じものと考えていただいて良いと思います。)

MIXに合わせて、Silverlight 1.0 Beta とSilverlight 1.1 Alpha がリリースされています。ベータとアルファが一緒にリリースというのは多少混乱しそうですが、それだけ急速に開発が進行しているということでもあります。

V1.0 では、使用できる言語はJavaScript のみですが、2D のグラフィックスやアニメーションなどもサポートされているので、一通りの表現が可能です。V1.1 のアルファ版では、C#、Visual Basicさらには Ruby など他のスクリプト言語に対応しています。

また、冒頭で異なるブラウザー上、異なるプラットフォーム上に実装可能と申しましたが、実際に、FireFoxやApple 上の実装も提供されていますので、こちらも試されると面白いかもしれません。

Silverlightサイトhttps://silverlight.net/(英語)では、MIX で行われたSilverlight 関連のセッションをビデオで見ることができます。全編英語ですが、その点はご容赦を。また、サイトにはビデオだけでなくサンプルも多くあります。プラグインはインストールすることになりますが、プラグインさえインストールしてしまえば、サンプルは簡単に見ることができますので、ぜひ一度ご覧になってください。