Tech・days 2010 デモのフォローアップ 2 デザイナ編【T2-305 ADO.NET Entity Framework】

Visual Studio 2010 RC は Beta 2 と比べるとホント快適ですね。

ここまで改善されるとは・・・・感動です。

 

本日は Tech・days でお話した最初のテーマである「デザイナ」についてフォローアップします。

 

複数化、外部キー

EDM Wizard でDBオブジェクトを取り込むとき、下図のように2つのチェックボックスが追加されました。

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上のチェックボックスが複数化、下のチェックボックスが外部キーです。

複数化は Entity を単数形、EntitySetを複数形に変換してくる機能です。

(元になるDBのオブジェクト名は単数形だろうが、複数形だろうが関係ありません)

また「外部キー」は、Entityのスカラプロパティとして外部キーが扱えるようになったという機能です。

どちらも細かい変更点ですが、実際に実装していくと意外と便利だったりします。

 

 

また、デザイナのプロパティから、下図のパラメーターを Trueに設定すれば、新しく作成するEntityに対して複数化の機能を有効にすることが可能です。

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他にもデザイナで新たにAssocitionを追加する時、外部キーを追加する機能が搭載されました。

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ちなみに、セミナーでは pubs サンプルDB を用いて次のような EDM を生成しました。

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モデルファースト、複合化

モデルファーストは概念モデル(CSDL)から、論理モデル(LDM)やマッピング(MSL)を生成する機能でした。

手順はCSDLをご自身で定義して、コンテクストメニューから新たに追加された次のコマンドを実行するだけです。

ポイントはここだけですね。

尚、EDMの構成は SchoolサンプルDB のデータ構造を元に構成しています。

model

 

複合型はモデルブラウザーからプロパティを一つずつ定義していく方法があります。

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また、複数のプロパティを選択して、まとめて複合型として定義することも可能です。

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WPF連携

GUI ベースで WPF データバインドが出来る機能です。

Data Sources ウィンドウに表示されるエンティティセットやプロパティをドラッグして画面を構成するだけです。

wpf

 

データソースウィンドウが開いてないならメニューから選択して開いてください。

キャプチャ

 

以上で、デザイナ編は終了です。

次回は関数編です。