EF4 Pluralization を試してみた

お疲れさまです。今日はADO.NET Entity FrameworkのVNextに搭載されるPluralizationをご紹介したいと思います。Pluralizationと言うとなんだか難しそう?な印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。実際は非常にシンプルな機能です。

例えばPubsデータベースに含まれているテーブル名は図のように複数系になっています。著者テーブルであればauthorsという名前になっています。仕事テーブルはjobsです。VS2010では、デザイナを用いてエンティティを作成する際、図のように「Pluralize or singularize generated object names」とうチェックボックスが選択できるようになっています。

「Pluralize or singularize generated object names」にチェックを付けてEDMを生成すると下記のように単数形でエンティティが生成されます。例えばauthorsテーブルはauthor、jobsテーブルはjobです。

エンティティのプロパティを確認すると名前がauthor、Entity Set Nameが authorsになっているのが確認できます。

 

従来は手作業で行っていましたが、このようにツールベースで自動処理が可能になります。Pluralizationはデータベースのオブジェクト数が膨大になってくると便利な機能ですね。大量のエンティティの名前を手動で変更するのは大変ですから・・・・・デフォルトではEnglishのみの対応となります。