Dynamics CRM 2016 新機能: 強化された Excel エクスポート

みなさん、こんにちは。 今回は Microsoft Dynamics CRM 2016 の新機能より強化された Excel エクスポートについて紹介します。 概要 今回のリリースで、Excel エクスポートは以下の点が強化 されました。 – エクスポートされるファイル形式 – Excel エクスポートボタンの見直し エクスポートされるファイル形式 これまでは XML 形式でファイルはエクスポートされており、 Excel で開く際に警告が表示されるという問題や、モバイル版の Excel では開けないという制限がありました。 今回のリリースからは、ネイティブ形式となり、Excel 2007 以降の デスクトップバージョン、Excel オンライン、および他の Excel クライアントなどで開くことが出来ます。 エクスポート時にはフォーマットが維持されるため、Excel 内で 計算した後、再度インポートすることが可能です。 エクセルエクスポートボタンの見直し 今回のリリースでは Excel エクスポートボタンを一度クリック するだけでデータがエクスポートできるようになりました。 これまでは一度メニューが開き、そこから選択していたため、 より素早いデータエクスポートが可能です。 より詳細な説明については、以下のリンクをご参照ください。 [Excel へのデータのエクスポート] http://www.microsoft.com/ja-jp/dynamics/crm-customer-center/export-data-to-excel.aspx まとめ ネイティブ形式のエクスポートは以前より要望が多かった機能の 1 つですが、今回のリリースで実現して嬉しい限りです。特に モバイルでも開ける事は、外出時にデータを確認したい場合に 便利ですので、是非お試しください! – 中村…


Dynamics CRM 2011 : カスタムレポート その 2 - FetchXML を利用したカスタム活動レポート

みなさん、こんにちは。 今日は開発者の方向けの情報として、先日北米プレミアフィールドエンジニアチームブログで 公開された、FetchXML を利用したカスタム活動レポートについての記事を紹介します。 元情報: Dynamic Activity Reporting using FetchXML =========================================================================== 以前の記事で、フィルター化されたビューと FetchXML について紹介しました。今回はそれに 関連する情報を提供します。 最近オンライン環境を利用しているユーザーから、活動のレポートをカスタマイズしたいが、 以下の制限があるため、対処が困難であるという話をよく聞きます。 – データの取得で FetchXML のみサポートしている – 既定のレポートはカスタマイズできない 今回あるユーザーより、選択した取引先企業に関連する営業案件、または取引先担当者を 関連を持った活動のみをレポートとして表示したいという要望を受け、実際にレポートの 開発を行いました。ここではその詳細を紹介します。 作成したレポートパラメータと対応するフィールド @Accountid : Regardingobjectid @EventDateFrom : Scheduledend @EventDateTo : Scheduledend @ActivityType : Activitytypecode @Status : Statecode FetchXML では link-type=’outer’ を利用することで、必要な列を取得しています。ただし この種類の結合を利用する場合、パフォーマンスに影響がありますので、レポートの 必要性を十分に検討してください。 利用した FetchXML <fetch version=”1.0″ output-format=”xml-platform” mapping=”logical” distinct=”false”>…


Dynamics CRM 2011 カスタムレポート その 1 - フィルター化されたビュー vs. FetchXML

みなさま、あけましておめでとうございます。今年も Microsoft Dynamics CRM および弊社サポートをよろしくお願いいたします。 年末年始はどのように過ごされましたでしょうか。私はずっと Windows Server 2012 の検証を行っていました。素晴らしい新機能が満載ですので、是非お試しください。  2013年最初の記事は北米 PFE ブログよりレポートに関するトピックをお届けします。レポート開発ではよく話題になる、フィルター化されたビューと FetchXML の比較です。 元記事: Custom Reporting in Microsoft Dynamics CRM – Fetch vs. Filtered Views =========================================================== Microsoft Dynamics CRM 2011 を利用していて、レポートウィザードや高度な検索、 また既存のレポートでは要件を満たせない為に独自にレポート開発が必要な場合が 良くあります。今後カスタムレポートの選択肢や技術的な問題の解決に関して情報を 提供する予定であり、今回はその第 1 回となります。 Microsoft Dynamics CRM 2011 で利用できるカスタムレポートには、2  種類があります。 1 つは SQL Server 上のフィルター化されたビューを直接クエリすることでデータを取得 する方法と、もう 1 つは FetchXML を利用して、Web サービス経由でデータを取得する…


Dynamics CRM Online レポートカスタマイズのすすめ

みなさん、こんにちは。 今回は主に Microsoft Dynamics CRM Online をご利用いただいている開発者の 方向けの情報として、レポートの高度なカスタマイズに関する情報を提供します。 ただしこちらの内容は設置型をご利用の方にも参考になる情報です。 Business Intelligence Development Studio (BIDS) レポートウィザードで作成したレポートをカスタマイズする場合に利用できる ツールとして Business Intelligence Developer Studio (BIDS) があります。 こちらのツールは SQL Server のインストールメディアに含まれますが Microsoft Dynamics CRM Online をご利用の場合で、SQL Server のライセンスをお持ちで ないお客様は、以下のリンクより機能限定版をご利用いただくことが可能です。 Microsoft SQL Server2008 R2 RTM – Express with Advanced Services http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=25174 早速インストールしてみましょう。 1. 上記 URL より 32 bit または 64 bit…


Dynamics CRM 2011 レポート開発 : 金額の合計について

みなさん、こんにちは。 今日は最近複数のお客様からお問い合わせをいただいた、レポートに ついてのトピックをお届けします。また関連した開発ネタも紹介します。 前提 グローバル企業では、取引先企業ごとに利用する通貨が異なったり、また 関連する営業案件で利用する通貨が異なる場合が多々あります。その場合 レポートウィザードで作成したレポートにおいて、金額フィールドの合計欄を 出力した場合、以下のような結果を見ることになります。 [レポート列の定義] [レポート列の結果] この例では、営業案件が 2 レコードあり、初めの案件では日本円が、後の 案件ではUS ドルが指定されています。ただし合計欄は日本円表示です。 合計欄の集計方法 合計欄の数値 各レコードの金額は、レコードに紐づいているものを利用しています。ただ、 各レコードは指定された通貨での金額の他、基本通貨での金額も保持して おり、合計には基本通貨の合計が利用されます。 上記の例の場合、初めのレコードは日本円であるため、22,000 が基本通貨 の金額であり、2 つ目のレコードは 833,333 が基本通貨の金額です。よって 合計が 855,333 となります。 合計欄の金額フォーマット 合計欄の金額フォーマットは、システム設定の形式設定を反映します。よって 組織の設定を 「英語 (英国) 」 に変更した場合、同様のレポートでも以下の 表示となります。 レポートのカスタマイズ準備 では今回のメイントピックである、レポートのカスタマイズを紹介します。 レポートをカスタマイズするには、以下のツールが必要です。 SQL Server 2008 Business Intelligence Developer Studio (BIDS) Microsoft Dynamics CRM 2011 Report Authoring 拡張…


Dynamics CRM 2011 FetchXML レポート実行とポート 808 について

みなさん、こんにちは。 今回は管理者向けの情報として、特定の構成で発生する FetchXML レポートのエラーについて、理由と対応を紹介します。 前提となる構成 Dynamics CRM 2011 サーバーと SQL Server Reporting Services が 別の OS にインストールされている場合。 現象 既定のレポートは実行可能だが FetchXML レポートのみ、「レポートの 実行」 ボタンをクリック後、「レポートを生成しています」 の画面がしばらく 続き、最終的にエラーで失敗する。 ↓ 原因 FetchXML レポートは SQL Server Reporting Service 上にインストール された Dynamics CRM 2011 レポート拡張機能によって実行されます。 SSRS は FetchXML レポート実行時に Dynamics CRM 2011 サーバーと 通信する必要があり、その際 TCP ポート 808 番が利用されます。 TCP ポート 808…


Dynamics CRM 2011 レポート用フォーマットパラメーター

みなさん、こんにちは。 今回はカスタムレポートで活用できるフォーマットパラメーターを紹介します。 フォーマットパラメーターを利用すれば、日付のフォーマット等、ユーザーの 設定依存の値を、設定にそった形式で表示することが可能になります。 サンプルレポートの準備 1.  SQL Server Business Intelligence Development Studio (BIDS) を 起動して、新規のプロジェクトを作成します。 2. ビジネス インテリジェンス プロジェクトより、レポート サーバー プロジェクト テンプレートを選択して、任意の名前で作成します。 3. 空のレポート サーバー プロジェクトが作成されますので、ソリューション エクスプローラーよりレポートフォルダーを右クリックして、「新しいレポートの 追加」 をクリックします。 4. レポートウィザードが起動しますので、次へをクリックします。 5. データソースの型に Microsoft Dynamics CRM Fetch が存在するか確認します。 表示されない場合には、Microsoft Dynamics CRM 2011 Report Authoring 拡張が インストールできていないので、インストールをしてください。 6. 接続文字列は ServerURL;OrganizationName;HomeRealmURL を指定します。 今回はオンラインの環境なので以下の文字列を指定しました。 https://crm5org93eae.crm5.dynamics.com;crm5org93eae 7. 資格情報をクリックして、接続に利用できるユーザー情報を入力します。 8….


Dynamics CRM 2011 Fetch XML 集計クエリ

みなさん、こんにちは。 今回も引き続き Fetch XML のトピックで、集計クエリを紹介します。 カスタムレポートの準備 1. SQL Server Business Intelligence Development Studio (BIDS) を 起動して、新規のプロジェクトを作成します。 2. ビジネス インテリジェンス プロジェクトより、レポート サーバー プロジェクト テンプレートを選択して、任意の名前で作成します。 3. 空のレポート サーバー プロジェクトが作成されますので、ソリューション エクスプローラーよりレポートフォルダーを右クリックして、「新しいレポートの 追加」 をクリックします。 4. レポートウィザードが起動しますので、次へをクリックします。 5. データソースの型に Microsoft Dynamics CRM Fetch が存在するか確認します。 表示されない場合には、Microsoft Dynamics CRM 2011 Report Authoring 拡張が インストールできていないので、インストールをしてください。 6. 接続文字列は ServerURL;OrganizationName;HomeRealmURL を指定します。 今回はオンラインの環境なので以下の文字列を指定しました。 https://crm5org93eae.crm5.dynamics.com;crm5org93eae 7. 資格情報をクリックして、接続に利用できるユーザー情報を入力します。…


Dynamics CRM 2011 高度な Fetch XML の利用

みなさん、こんにちは。 今回はレポートで利用できる、より高度な Fetch XML を紹介します。尚、前回の記事で 作成したサンプルレポートを引き続き利用しますので、前回の記事をご覧になっていない 方は、こちら より前回の記事を事前にご参照ください。 事前フィルター 既定のレポートのように、カスタムレポートも実行前にフィルター画面を出すことが 可能です。まずは前回作成したレポートをそのまま Dynamics CRM 2011 に登録 して、動作を確認します。 事前フィルターのないカスタムレポート 1. Internet Explorere で Dynamics CRM 2011 に接続します。 2. ワークプレース | レポート をクリックします。 3. 新規ボタンをクリックします。 4. レポートの種類より、既存のファイルを選択し、参照をクリックします。 5. 前回作成した Report1.rdl を選択します。 4. 保存して閉じるをクリックします。以下のようにレポートが登録されます。 5. Report1 をクリックします。事前フィルタの画面は出ることなく、レポートの 実行結果が表示されます。 事前フィルターを利用するカスタムレポート 次に以下の手順でレポートを変更します。 1. Business Intelligence Development Studio より、前回作成したレポート プロジェクトを開きます。 2.DataSet1 を右クリックして、クエリをクリックします。…


SSRS 用 Microsoft Dynamics CRM コネクタは、一体何をしているのか?

みなさん、こんにちは。 今日は、構築関連のトピックとして、CRM 4.0 の新機能である SSRS 用 Dynamics CRM コネクタが実際に何をしているかを、分かる範囲で紹介します。今日は FAQ 方式で書いてみます。※SSRS = SQL Server Reporting Services Q1. SSRS コネクタは、何をしているのでしょうか? A. 簡単に言うと、レポート表示時の 「認証方法」 を変更しています。 CRM のレポートは既定で Windows 認証を使用していますが、これをフォーム認証に変更しています。また CRM からレポートを開いた際に、フォーム認証に必要な、ログイン名とパスワードを渡す役割をしています。 Q2. SSRS コネクタは、どこにインストールすればいいでしょうか? A. SSRS サーバー上です。 Q3. どんな環境に SSRS コネクタが必要なのでしょうか? A. Internet Facing Deployment (IFD) の環境には必須です。また CRM、SSRS、SQL を別筐体にインストールしている環境では、SSRS コネクタをインストールすることで、ダブルホップ問題が解消します。 また、「レポートのスケジュール」 機能を使用するためにも SSRS コネクタが必須です。 Q4. なぜダブルホップが解消するのでしょうか? A. ダブルホップの問題は、Windows…