Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 および Microsoft Dynamics CRM 2016 Service Pack 1 新機能: 強化された Power BI 統合: その 2

みなさん、こんにちは。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 および Microsoft Dynamics CRM 2016 Service Pack 1 新機能から
Power BI 統合強化について紹介します。前回の記事をご覧になっていない方は、参照ください。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 および Microsoft Dynamics CRM 2016 Service Pack 1 新機能: 強化された Power BI 統合: その 1

他のユーザーへダッシュボードの共有 前回の記事では、Dynamics CRM ダッシュボード上に Power BI タイルを配置する方法を紹介しました。
今回は、Power BI タイルを配置したダッシュボードを他のユーザーへ共有する手順について紹介します。

共有する上でのポイントは 2 つです。

1. 事前に共有相手に対して Power BI 側で権限を設定する必要がある

2. 共有した Power BI タイルは共有元と同じ内容が表示される

事前準備

前回の記事を参考に、Dynamics CRM ダッシュボードに Power BI タイルを配置します。

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共有相手に権限を付与

共有相手が配置した Power BI タイルのもととなっている Power BI レポートが見れるように権限を付与します。

1. Power BI にログインします。

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2. Power BI ダッシュボードを選択します。

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3. 右上の共有ボタンをクリックします。

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4. 共有相手をしてして、[共有] ボタンをクリックします。

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5. 正常に共有したことを確認します。

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Dynamics CRM ダッシュボードの共有

1. Dynamics CRM にログインします。

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2. Power BI タイルが配置されているダッシュボードを表示します。

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3. [ダッシュボードを共有] をクリックします。

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4. 共有相手を追加し、[共有] します。

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動作確認

共有相手でDynamics CRM にログインしてみましょう。

1. 共有相手で Dynamics CRM ログインします。 image

2. [営業] > [ダッシュボード] をクリックします。

3. 共有されたダッシュボードを選択します。

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4. 正常に Power BI ダッシュボードが表示されます。

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なお、表示されているグラフの情報は、共有相手のセキュリティロールに基づく内容ではなく、共有元と同じ内容が表示されます。

まとめ

いかがだったでしょうか。Dynamics CRM ダッシュボードに、Power BI タイルを配置したいという要望は多くありました。
本バージョンをご利用の方は、是非ご活用ください。

– プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

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