Dynamics CRM 2016 サポートされるアップグレード

みなさん、こんにちは。

今回は、Dynamics CRM 2016 へのアップグレードについて紹介します

詳細な情報は以下をご覧ください。
Upgrade Microsoft Dynamics CRM Server(英語)
https://technet.microsoft.com/en-us/library/hh699669.aspx

概要

アップグレードの基本的な方法 3 つを紹介し、
主なアップグレード手順をバージョンごとに紹介します。

Dynamics CRM 2015 からのアップグレードオプション

以前のバージョンからアップグレードするオプションは 3 つです。

新しい Dynamics CRM 2016 展開へ組織インポート(推奨)

新しい Dynamics CRM 2016 環境を構築し組織インポート機能によりアップグレードを実施します。
他のオプションと比べ最もダウンタイムが少なく、ロールバックが容易なオプションです。

同じ SQL インスタンスへ移行

新しい Dynamics CRM 2016 環境を構築時に既存の SQL Server インスタンスを指定することで
既定の組織データベースがアップグレードされます。
アップグレード失敗時には、データベースのロールバックのみで復旧が可能です。

インプレースアップグレード

既存の Dynamics CRM 展開を直接アップグレードします。
アップグレード失敗時には、Dynamics CRM サーバー、SQL インスタンスともにロールバックが必要となります。
最もダウンタイムが長くリスクの高いオプションです。

Dynamics CRM 2013 以前からのアップグレード

アップグレードする場合、Dynamics CRM 2016 へ直接アップグレードできないため、
サポートされるアップグレードパスを通してください。基本的には 1 世代ごとにアップグレードが必要です。

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その他の考慮事項

サーバーのアップグレード以外にも考慮すべき点があります。以下に例を示します。

- Outlook クライアント
- データ暗号化キーの設定
- カスタマイズ、SDK で開発されたモジュールなど
- 関連製品の互換性(https://support.microsoft.com/en-us/kb/3124955

まとめ

今回は、アップグレードする際のオプションを紹介しました。
アップグレード時に是非参考にしてみてください。

- プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります