Dynamics CRM 2016 SDK 新機能: SLA と Xrm Tooling の新機能


みなさん、こんにちは。

今回は Dynamics CRM 2016 SDK の新機能より、サービスレベル契約
(SLA) の新機能と Xrm Tooling の新機能をそれぞれ紹介します。

サービスレベル契約 (SLA) の新機能

今回のリリースで、SLA は以下の機能が追加されました。

– 任意の SLA 適用
– SDK による SLA 状態の変更

任意の SLA 適用

これまでサービス案件に対して SLA を実行する場合、既定の SLA を
用意したり条件が自動で一致するものを用意する必要がありました。

今回のリリースではサービス案件エンティティ (incident) に、新しく
SLAId 列が追加されました。こちらの列に対して、手動または Update
メソッドで適用したい SLA を設定することができます。

SLA の有効化/無効化

任意の SLA のステータスを Update 要求で有効化/無効化できるように
なりました。これによりサポート案件レコードを他システムから移行
する際に、一時的に SLA を無効にすることがプログラムからできます。

Xrm Tooling の新機能

Xrm Tooling はマルチスレッド対応のプロキシや、簡単な接続、PowerShell
のコマンドなどを提供する開発支援ツール群として Dynamics CRM 2013
から提供されていますが、リリース事に機能が追加されてより充実して
来ています。今回は認証面で OAuth をサポートしました。

OAuth サポート

Xrm Tooling で適用される CrmServiceClient クラスで、OAuth 2.0 が
サポートされました。以下の方法でクラスをインスタンス化してください。

CrmServiceClient crmSvc = new CrmServiceClient(
<UserName>“, CrmServiceClient.MakeSecureString(“<Password>“),
<CrmRegion>“, “<OrgName>“, useUniqueInstance:false, <orgDetail>,
<userIdentifier>, <clientId>, <redirectUri>, <tokenCachePath>,
<externalOrgWebProxyClient>, PromptBehavior.Auto);

実際の認証時には Microsoft Azure Active Directory Authentication Library
(ADAL) が利用されています。

CrmRegion には、日本の場合は JPN を指定してください。有効な文字列は
以下の通りです。

NorthAmerica
EMEA
APAC
SouthAmerica
Oceania
JPN
CAN
IND
NorthAmerica2

 

もし接続先のリージョンが不明な場合は String.Empty を指定する
ことで、全リージョンを検索します。

まとめ

Web API という大きなリリースがあった SDK ですが、他の部分も
少しずつ改良されています。特に XrmTooling はマルチスレッド
環境で必須のツールですので、OAuth サポートをしたことは重要で
あると感じます。是非お試しください!

– 中村 憲一郎

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

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