Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 5: ナレッジ管理 2

みなさん、こんにちは。

前回に引き続き、Dynamics CRM 2016 の新機能から対話型サービスハブについて紹介します。  
今回は対話型サービスハブのナレッジ管理機能のうち、記事の翻訳とバージョン管理について紹介します。

Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 1: 概要
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 2: タスクベース体験
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 3: ダッシュボード
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 4: ナレッジ管理 1

記事の翻訳

同じ記事を複数の言語で公開することができます。
今回は日本語の記事に対して英語の翻訳を作成します。

1. 対話型サービスハブにログインします。

2. サービス | サポート情報記事 をクリックします。

image

3. アクティブな記事を開きます。

image

4. 記事を開き、翻訳をクリックします。

image

5. 英語を選択し OK をクリックします。

image

6. 新たに記事のフォームが表示され、言語が英語となっていることがわかります。

image

7. 記事の内容を変更します。

image

8. 公開します。

image

9. 記事を検索します。日本語、英語 2 つの記事が検索されます。

[日本語]

image

[英語]

image

記事のバージョン管理

記事のバージョン管理は記事に対する更新を管理するのに役立ちます。
サポート技術情報の記事のメジャーおよびマイナー バージョンを作成すると、
製品およびサービスのライフサイクル全体で変更の追跡をしながら、
記事を最新の情報に保つことができます。 正確な記録を保持し、必要に応じて
以前のバージョンに戻るために役立ちます。

マイナーバージョンの追加

今回は、バージョン管理機能を利用して前回作成したサポート情報記事を更新します。

1. 対話型サービスハブにログインします。

2. バージョンを追加したい記事を開きます。

image

3. マイナーバージョンの作成をクリックします。

image

4. OK ボタンをクリックします。

image

5. ベースの記事が複製された状態で、新たに記事のフォームが開かれます。
記事を更新して保存します。

image

image

6. 公開します。公開は即座に公開するか、日時を指定することが出来ます。
今回は、現在の時間から10 分後に設定します。

image

image

7. 公開日時より前に記事を検索するとベースのされます。
記事が表示され、まだ更新が公開されていないことがわかります。

[公開日時より前に検索]

image

[公開日時後に検索]

image

更新の取り下げ

1 つの記事に対して公開できるバージョンは 1 つです。
公開した更新内容を取り下げたい場合は、アーカイブされた過去のバージョンから、
戻したいバージョンの記事を公開することで更新の取り下げが出来ます。

1. 対話型サービスハブにログインします。

2. サービス | サポート情報記事 をクリックします。

image

3. 現在 V1.1 が公開されていることがわかります。

image

4. 記事を開き、概要タブをクリックします。

image

5. 関連バージョンセクションを確認します。現在 V1.1 が公開されていることがわかります。

image

6. V1.0 の記事に戻します。アーカイブ済みの記事ビューを表示します。

image

7. V1.0 の記事を選択し、公開します。

image

8. 最新の記事を開き、関連バージョンセクションを確認します。
V1.1 がアーカイブされ、V1.0 が公開されていることがわかります。

image

まとめ

前回から 2 回に渡り対話型サービスハブのナレッジ管理機能について紹介しました。
バージョン管理や翻訳は対話型サービスハブで強化された機能です。
次回は、対話型サービスハブのカスタマイズについて紹介します。

- プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります