Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 1: 概要

みなさん、こんにちは。

Microsoft Dynamics CRM 2016 がリリースされてから数週間が経ちましたが、
お試しいただいていますでしょうか。Dynamics CRM Online の 30 日間トライアルを申し込むと
Dynamics CRM 2016 の新機能を検証いただくことが可能です、是非お試しください。

今回は、Dynamics CRM 2016 の新機能から対話型サービスハブについて紹介します。

概要

新しい対話型サービスハブは、日常のジョブを単純化するように設計されており、
特に顧客サービス向けに最適化されています。重要な情報が一か所に統合され、
注意を要する事柄に焦点を当てることができます。

これまで提供されていた Dynamics CRM の画面とは異なる画面が提供されます。
これまでのサービス機能はそのまま利用可能ですが、よりタスクベースの顧客サービスを
提供可能したい場合、対話型サービスハブをお勧めいたします。

アクセス方法

対話型サービスハブは、以下の URL にアクセスします。

Microsoft Dynamics CRM (設置型) :
http(s)://<CRM Server>/<orgname>/engagementhub.aspx
Microsoft Dynamics CRM Online​​ :
https://<CRM Server>.crm#.dynamics.com/engagementhub.aspx

またログイン直後に出てくるポップアップからアクセスすることも可能です。

1. Dynamics CRM にログインします。

2. 以下画面のメッセージが表示されたら、「今すぐ試す」ボタンをクリックします。

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3. 別ウィンドが表示されるので、構成が完了するまでしばらく待ちます。

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4. 対話型サービスハブが表示されます。

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ダッシュボード

ログインした直後は、ダッシュボードの画面が表示されます。

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1: ナビゲーションバー

既存機能と同様、ナビゲーションバーよりエンティティのデータにアクセスすることが出来ます。
ナビゲーションには、対話型サービスハブ機能が有効なエンティティのみ表示されます。

2: 最近表示したビュー、最近表示したレコード、簡易作成、マルチ検索

既存機能と同様、最近アクセスしたビューやレコードが表示されます。
また、簡易作成機能や複数エンティティを跨ぐ、マルチ検索機能が利用できます。

3. 時間枠フィルター

時間枠フィルターは、表示されているビューのレコードをさらに特定の期間に
絞り込みたい場合に利用することが出来ます。たとえば、先月、先週、特定の日付、
または今日のデータを表示するよう選択することができます。既定値は先週となっており、
システム全体で一律に変更することが可能です。

この時間枠フィルターは、各レコードの作成日(CreatedOn)に適用されます。

4. 対話型グラフ

左のグラフアイコンをクリックすると、対話型グラフを表示することができます。

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各グラフの要素にカーソルを当てると、内容がポップアップ表示されます。

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さらに、その要素をクリックするとドリルダウンすることが出来ます。

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5. グローバルフィルター

右のフィルターアイコンをクリックすることで、項目ごとにフィルターすることができます。

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6. 並び替え、プロパティの編集

修正日をクリックすると修正日で並び替えができます。

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右上の「…」から並び替えるフィールドを変更することが出来ます。

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7. ストリームビュー、タイルビュー

右下にあるアイコンで表示形式を切り替えることが出来ます。

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[ビュー形式]

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[タイル形式]

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有効なエンティティ

既定で有効なエンティティは以下の通りです。

- 取引先企業
- 取引先担当者
- サポート案件
- 活動: 電子メール、タスク、予定、電話、ソーシャル活動
- キュー アイテム
- ダッシュボード​​
- ソーシャル プロファイル

カスタムエンティティもカスタマイズ画面から有効化/無効化の切り替えが行えます。

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注意点

- iOS や Safari はサポートされません
- ブラウザのプライベートモード(InPrivate)を使用して対話型サービスハブにアクセスすることはできません

まとめ

次回は、各レコードにアクセスした際に操作するフォームについて紹介していきます。

- プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

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