Dynamics CRM Online 2015 Update 1 : レコードフォームの新機能とようこそ画面

みなさん、こんにちは。

今回は Dynamics CRM Online 2015 Update 1 で大幅に強化された
レコードフォームとようこそ画面について紹介します。

レコード表示パフォーマンスの向上

今回のリリースで、レコードフォームの描写方法が内部的に変更され
パフォーマンスが向上しています。ただし非サポートカスタマイズを
行っている場合、エラーなどが発生し、正常に動作しない可能性が
あります。その場合、問題が解決するまで以下手順で以前の方法にて
レコードを表示できます。

1. 管理 | 管理 | システムの設定をクリックします。

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2. 全般タブ一番下にある「レガシ フォームのレンダリングを使用
する」で、「はい」を選択します。既定は「いいえ」です。

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3. 「OK」をクリックして保存します。

非サポートのカスタマイズをすべて解決した際は、設定を既定に戻して
いただくことを強く推奨します。

タブの迅速な遷移

今回のリリースでは、レコードフォーム上のタブに迅速に移動が可能です。
レコード名の右側にあるアイコンクリックでタブ一覧が表示されます。

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ようこそ画面

以前のバージョンでナビゲーションツアーと呼ばれていた、ユーザー
ログイン時に表示されるようこそ画面が、シンプルになりました。

次回以降非表示にする

次回ログイン以降でようこそ画面を出したくない場合、ようこそ画面
右下にある「今後は表示しない」にチェックをします。

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手動での表示

一旦非表示にしたようこそ画面を表示する場合、画面右上のネジアイコン
より「ようこそ」画面を表示するをクリックします、

まとめ

レコードの表示パフォーマンス向上は、多くのユーザーにとってメリット
があるため、非サポートのカスタマイズが存在してうまく動作しない場合
少しでも早く改修して機能を有効にすることをを勧めします。是非お手元の
環境で速度比較を行って みてください。

- 中村 憲一郎