Dynamics CRM 更新に伴うバージョンの新たな命名規則

みなさん、こんにちは。

Dynamics CRM Online および設置型には、機能追加や累積パッチを伴うさまざまは更新が行われます。
更新したバージョンの呼び名に関する命名規則についてご説明します。
本記事は弊社が提供しているブログ The Microsoft Dynamics CRM Blog で紹介されたものです。

情報元: New naming conventions for Microsoft Dynamics CRM updates

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Microsoft Dynamics CRM Online および、Microsoft Dynamics CRM (設置型)に更新した際の、
バージョンの呼び名について命名規則をわかりやすく変更しました。

バージョン番号の確認方法

新たな命名規則を理解するため、Dynamics CRM のバージョン番号を確認してみてください。
バージョン番号の確認手順は以下の通りです。

1. Dynamics CRM 2015 にログインします

2. 右上の設定アイコンを選択し、情報をクリックします。

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3. Dynamics CRM 2015 のバージョン番号が確認できます。

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最初の 3 つの番号は、利用している Dynamics CRM のバージョンを示しています。

命名規則の変更点

更新に伴うバージョンの命名規則に関して、3 つの変更があります。

CRM Online

マイナーリリースでは、バージョンの呼び名にその年が含まれます。
例えば、2015 年春にマイナーリリースされた CRM Online は、「CRM Online 2015 Update 1」と
なります。もし、マイナーリリースに対する更新が行われた場合、それを付け加えます。
例えば、2015 年春のマイナーリリースに対する初回更新が行われた場合、
「CRM Online 2015 Update 1.1」となります。

CRM (設置型)

これまで設置型の更新は、“Update Rollup” と呼んでいました。
これからは、“Updates”とそれに伴う 3 つのバージョン番号で呼ぶことになります。
例えば、Version 7.0 に対する初回更新が行われた場合、「CRM 2015 Update 0.1」となります。
この場合、完全なバージョン番号は、7.0.1.xxxxです。これは、メジャーリリースである
Version 7.0 が更新されたことを示しており、2015 年春にリリースされたという意味ではありません。
設置型に対する 2015 年春のマイナーリリース予定はありません。

電話用 CRM

CRM Online 2015 Update 1 で紹介される新たな電話用CRMを 「CRM for phones」と呼びます。
またこれまでの CRM 2013 および CRM 2015 に対する電話用アプリは、
「CRM for phones express」と呼びます。(日本語名は仮名)

製品名、バージョン番号、リリース、コード名

以下は、CRM Online のバージョンの呼び名と関連するバージョン番号、コード名です。

製品名 バージョン呼び名 バージョン番号 リリース、更新 コード名
Microsoft Dynamics CRM Online Fall ‘13 6.0.0 メジャーリリース “Orion”
  Fall ‘13 6.0.1 更新 None
  Fall ‘13

6.0.2

更新 None
  Spring ‘14 6.1.0 マイナーリリース “Leo”
  2015 Update

7.0.0

メジャーリリース “Vega”
  2015 Update 1 7.1.0 マイナーリリース “Carina”

 

以下は、CRM (設置型) のバージョンの呼び名と関連するバージョン番号、コード名です。

製品名 バージョン呼び名 バージョン番号 リリース、更新 コード名
Microsoft Dynamics CRM 2013 6.0.0 メジャーリリース “Orion”
  2013 UR1 6.0.1 更新 None
  2013 UR2

6.0.2

更新 None
  2013 SP1 6.1.0 マイナーリリース “Leo”
  2015

7.0.0

メジャーリリース “Vega”
  2015 Update 0.1 7.0.1 更新 None

 

以上

 

- プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也