Dynamics CRM 2014 年春/SP1 SDK の新機能 ソリューション展開ツールとパッケージテンプレート その 2


みなさん、こんにちは。

今回は前回に引き続き、ソリューション展開ツールとパッケージ
テンプレートの紹介です。今回はテンプレートを利用して実際に
パッケージを作成し、ソリューション展開ツールで展開を実行
してみます。

事前準備

前回紹介したとおり、パッケージには展開したいソリューションと
データを含める事ができます。データも通常のフラットファイル
以外に Configuration Migration ツールで作成したデータを利用する
ことが可能です。

今回は以下記事で作成したソリューションとデータファイルを
利用します。まだ未読の方はお手数ですが全ての手順を行ってから
こちらの記事まで戻ってきてください。

Dynamics CRM 2014 年春/SP1 SDK の新機能 Configuration Migration ツール前編
Dynamics CRM 2014 年春/SP1 SDK の新機能 Configuration Migration ツール後編

また Visual Studio 用のテンプレート導入手順は前回の記事で紹介
してますので、まだインストールしていない場合はご確認ください。

Dynamics CRM 2014 年春/SP1 SDK の新機能 ソリューション展開ツールとパッケージテンプレート その 1

パッケージの作成

早速パッケージを作成していきましょう。今回は最低限の作業
のみ実施し、次回以降でより詳細な機能を紹介します。

1. Visual Studio を起動し、新しいプロジェクトを作成します。

2. Visual C# テンプレートより CRM SDK Template を選択し、
CRM Package テンプレートを選択します。任意の名前を付けて
OK をクリックします。ここでは DeployerTest としました。

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3. まずソリューションファイルと Configuration Migration
ツールでエクスポートしたデータファイルを追加します。
ソリューションエクスプローラーより PkgFolder を展開します。

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4. PkgFolder を右クリックして 追加 | 既存の項目をクリックします。

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5. 展開したいソリューションと Configuration Migration ツールで
エクスポートした zip ファイルを追加します。

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6. 追加したファイルのプロパティで、出力ディレクトリにコピー
を常にコピーするに設定します。

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7. PkgFolder 直下の ImportConfig.xml をダブルクリックします。
7 行目の crmmigdataimportfile 属性に data.zip を指定します。
これで Configuration Migration ツールでエクスポートしたデータ
を展開対象とできます。

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8. 次に 9 行目の solutionpackagefilename をダミーの値から
実際のソリューションファイル名に差し替えます。

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展開したいソリューションが複数ある場合は、こちらに複数
値を指定できます。インポート順序は上から順番です。

9. 今回はフラットファイルのインポートおよびマッピングの
インポートは行わないため、filestoimport 配下のノードを全て
コメントアウトか削除します。filesmapstoimport も同じです。

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10. ソリューションをビルドします。

パッケージの配置

次に作成したパッケージをソリューション展開ツールで利用
できるように配置します。

1. 上記手順でビルドしたプロジェクトの bin\Debug フォルダを
開きます。フォルダより PkgFolder フォルダとコンパイルされた
dll をコピーします。dll 名は通常プロジェクト名と同じです。

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2. 事前にダウンロードして展開済の SDK フォルダ配下にある
Tools\PackageDeployer フォルダにペーストします。

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これで配置は完了です。

ソリューション展開ツールの実行

最後にソリューション展開ツールを実行してみましょう。

1. SDK\Tools\PackageDeployer\PackageDeployer.exe を実行します。

2. 続行ボタンをクリックします。

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3. ソリューションを展開する先を指定してログインします。この
画面は Configuration Migration ツールと共通のため説明は割愛
します。

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4. ログインに成功すると自動的にパッケージを認識して、以下
画面が表示されます。こちらは一切カスタマイズしていないため
意味をなさない状況ですが、次回カスタマイズ方法を紹介します。

次へボタンをクリックします。

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5. 展開するソリューションと接続した組織の情報が表示されます。
ここで表示されるパッケージ名のカスタマイズも次回紹介します。
次へをクリックします。

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6. 準備処理が開始され、進行状況が画面に表示されます。準備完了
となったら、次へをクリックします。

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7. インポート処理が開始され、進行状況が画面に表示されます。
処理が完了するまで待ちます。完了後次へをクリックします。

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8. インストール完了の画面が表示されます。こちらの画面も
カスタマイズ可能です。完了ボタンをクリックします。

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以上でソリューション展開ツールでの作業は完了です。
実際にソリューションとデータがインポートされている
ことを移行先環境で確認してください。

次回は、初めに/最後に画面のカスタマイズとフラットファイル
を利用したデータの作成を紹介します。

- 中村 憲一郎

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