Dynamics CRM 2014 年春/SP1 SDK の新機能 その 1 新しいプラグイン登録ツール

みなさん、こんにちは。

今回から Microsoft Dynamics CRM Online 2014 年春バージョン及び設置型用
サービスパック 1 で提供される SDK の新機能を紹介していきます。今回は
UI が刷新されたプラグイン登録ツールを紹介します。

新しいプラグイン登録ツール

まずプラグイン登録ツールは SDK 内で場所が変わりました。以前までは
SDK\bin フォルダに配置されていましたが、今回から SDK\tools フォルダ
配下に配置されています。

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フォルダ配下にある PluginRegistration.exe を実行してください。

新しい UI と使い方

基本的な使い方は同じですが、UI がよりモダンになりました。以下に使い方
を紹介します。

1. 上記フォルダより PluginRegistration.exe を起動します。

2. 画面左上の「CREATE NEW CONNECTION」をクリックします。

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3. 設置型の場合は On-Premise を、オンラインの場合は Office 365 を選択
して、必要な情報を入力します。尚、中央の Online オプションは Live ID
環境用ですので、通常は利用しません。

[設置型の場合]
※ Authentication Source で通常の設置型と IFD を選択できます。
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[Online の場合]
※ Online Region で地域を選択できます。
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4. 接続後、組織が読み込まれ、登録されているプラグインの一覧が
表示されます。

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これ以降の利用方法は今までのものと同じです。

Tips

新しい画面になった影響ですが、解像度の低い画面でアセンブリの
登録や更新をする場合、画面一番下のボタンが表示できない問題が
手元で確認できました。以下画面の赤線で囲った領域が表示できない
問題です。

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解像度の高いモニタがない場合、スマートではありませんが以下の
方法で対応が可能です。

1. Step 1 のテキストボックスにカーソルを合わせます。

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2. キーボードの Shift + Tab を 2 回押下します。これでカーソルが
期待したボタンにフォーカスします。

3. Enter キーを押下します。

これで登録および更新が行えます。

その他

画面の Install Profiler や Debug メニューが気になる方は、以下の
ブログ記事をご参照ください。

Dynamics CRM 2011 サンドボックス処理サービスとプラグインのデバッグ (オンライン)

次回は新しく追加されたツールを紹介します。

- 中村 憲一郎