Dynamics CRM 2013 サーバー側同期 その 4

みなさん、こんにちは。

今回は サーバー側同期 POP3/SMTP サーバーに対して設定して
いきます。利用するサービスは Outlook.com です。

Dynamics CRM 2013 サーバー側同期 その 1
Dynamics CRM 2013 サーバー側同期 その 2
Dynamics CRM 2013 サーバー側同期 その 3

Outlook.com のサインアップと準備

すでに Outlook.com でアカウントをお持ちの場合はこちらの
手順 4 まではスキップしてください。

1. ブラウザで Outlook.com に接続します。

2. サインイン画面が表示されるので、画面右下のリンクより
新規アカウントをサインアップしてください。

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3. 任意の名前でアカウントを作成してください。ここでは
以下のようなアカウントを作成しました。

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4. アカウントが作成されると受信トレイに移動します。

5. 画面右上の設定アイコンよりメールの詳細設定をクリックします。

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6. POP を使ってデバイスとアプリを接続リンクをクリックします。

7. POP の設定で有効にするにチェックをつけて保存します。

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電子メールサーバープロファイルの作成

次に Outlook.com 用のプロファイルを作成します。

1. ブラウザで Microsoft Dynamics CRM 2013 に接続します。

2. 設定モジュールより電子メールアクセス構成を選択します。

3. 電子メールサーバープロファイルをクリックします。

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4. 新規より POP3-SMTP プロファイルをクリックします。

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5. 任意の名前と説明を入力し、適切な POP3 および SMTP
サーバーアドレスを入力します。

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※Outlook.com のサーバー情報はこちら

6. 資格情報を以下の様に設定します。

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7. 詳細タブを展開し、以下の様に設定します。送信ポートを
既定から変える必要があります。

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メールボックスの設定

最後にメールボックスを設定します。

1. 任意のメールボックスを開きます。

2. 電子メールアドレスに作成したアカウントを指定します。
ここでは crm2013training1@outlook.com です。

3. 資格情報で以下の様に設定し、ユーザー名、パスワードを
指定します。

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4. 同期方法を以下の様に設定します。プロファイルには作成した
Outlook.com 用のプロファイルを指定します。

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※予定、取引先担当者、タスクはなしに設定をしていますが、
POP3/SMTP ではこの同期はサポートされないため設定すると
以下警告が表示されます。

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5. 上書き保存をクリックします。

6. 電子メールの承認をクリックします。

7. 最後にメールボックスのテストを有効化を行います。

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Outlook.com での作業

この時点で Outlook.com の受信トレイに戻ると、以下のような
メールが届いている場合があります。この場合、メール内の
サインインリンクをクリックして、サインインを実行します。

これを行わないとテストが正常に完了しません。

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サインインすると再度受信トレイに戻ります。その際以下の
テストメールが来ていれば成功です。

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また構成テストの結果も確認します。

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まとめ

POP3/SMTP サーバーを利用する場合、予定、取引先担当者、
タスクの同期は行えません。また利用するサービスによって
設定値が変わる点もご注意ください。

- 中村 憲一郎