Dynamics CRM : アクティビティフィードの新機能 アプリケーション編

※2014 年 5 月 26 日 フォローの上限について追記

みなさん、こんにちは。

今回は、より強力になったアクティビティフィードの機能を紹介します。
新しいアクティビティフィードは 2012年 12月サービスアップデートに
含まれています。設置型用のモジュールは後日公開されますので、
今しばらくお待ちください。

では早速見ていきましょう。

いいね!機能

ソーシャルメディアに欠かせない機能として、いいね!機能を追加
しました。コメントの追加と同じ方法でいいね!が追加可能です。

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削除確認ポップアップの廃止

操作性を向上するために、レコード削除時にポップアップが出なくなり
ました。投稿やコメントを削除した場合、一定期間以下のメッセージが
表示されます。

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メッセージが完全に消える前に、元に戻すボタンをクリックすることで
削除をキャンセルすることが可能です。

Lync の表示変更

より Lync のステータスがわかりやすくなりました。

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容易な構成

アクティビティフィードを構成する際、構成可能なエンティティの一覧
よりエンティティを選択して、有効にするだけで構成が完了します。

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フィルター機能の強化

個人のウォールで素早く必要な情報を得るために、フィルター機能が
強化されました。

自動投稿、ユーザー投稿の切り替え
今まで通り投稿の種類を切り替え可能です。

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特定のエンティティのみ表示

すべてのレコードをクリックすることで、特定のエンティティの特定
のビューで表示されるレコードに関連する投稿のみに絞れます。

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またこの一覧の変更をクリックすることで、表示するビューの内容
について、並び替え、表示/非表示が切り替え可能です。

既定の変更

既定ではすべてのレコードが表示されますが、任意のビューに
絞った状態で、ピンをクリックして既定にすることが可能です。

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ビューの選択肢の追加

投稿の構成の画面より、任意のビューをユーザーの選択肢一覧に
追加することが可能です。

1. 設定 | 投稿の構成よりビューを追加/変更したいエンティティを
ダブルクリックします。

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2. フィルターサブグリッドで有効にしたいビューを選択し、表示ボタン
をクリックします。

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3. 表示にしたビューが追加されていることを確認します。

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自分に関連するレコード

自分に関連を選択することで、フォローしていないレコード
でも、自分が所有者であるレコードの投稿を確認できます。

各種上限の緩和

以下の上限が緩和されました。

フォローレコード上限: 1 ユーザーあたり500 件 から 1000 件に緩和
投稿文字数:250 文字から 1000 文字に緩和
コメント文字数:250 文字から 500 文字に緩和

尚、1000件以上のレコードをフォローしようとすると、以下の画面が
表示されます。

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システムソリューションに統合

今までアクティビティフィードは追加のモジュールという位置づけ
でしたが、今後はシステムの一部として提供されます。

新しいフォームとの統合

新しいフォームでは、ウォールタブではなく、以下のように
フォーム内で活動やメモと統合され、表示されます。

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まとめ

より強力になったアクティビティフィードはいかがでしょうか。
いいね!機能を搭載したことで、より活発なコミュニケーションが
期待できます。是非お試しください。

次回は SDK 編をお届けします。

- Dynamics CRM サポート 中村 憲一郎