Microsoft Dynamics CRM 今後の展開 2012 年春版

みなさん、こんにちは。

今回はプラグインのパフォーマンス分析を紹介する予定でしたが、つい先日
Microsoft Dynamics CRM について新しい情報が公開されたため、本日は予定を
変更し、急遽その情報について紹介したいと思います。

Microsoft Dynamics CRM チームでは、半年ごとに今後の展開を示す Service Update を
行い、そちらをドキュメントとして公開しています。このたび 2012 年春版が公開されました。

Release Preview Guide : Q2 2012 Service Update (英語)

主な内容は以下の通りです。
※以下内容は上記文書の一部のみを紹介しています。完全な情報は必ず原文を
ご確認いただくようお願いいたします。

[Q2 2012 サービスアップデートでの投資エリア]
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Mobility

既に外部でも情報が公開されていますが、今後モバイル端末におけるネイティブ
アプリのサポートを予定してします。現在公開されている情報は以下の通りです。

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※ Windows Phone 用の Microsoft Dynamics CRM Mobile は、
初期段階ではオフラインデータをサポートしない予定です。

これらのアプリケーションでは、ダッシュボードなども含めた Microsoft Dynamics CRM の
機能を同じアプリケーション内からアクセスできるようになる予定です。

アプリケーションは 24 つのマーケットにおいて 10 ヶ国語をサポートする予定です。
日本語も対象に含まれています。

Browser Flexibility

現在は弊社の Internet Explorer のみがサポートされる Microsoft Dynamics CRM ですが、
今後は以下のプラットフォームとブラウザの組み合わせがサポートされる予定です。

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Social

Update Rollup 5 で公開されたアクティビティフィード機能を拡張する予定です。
「いいね」 ボタンの実装や、投稿のフィルタリング機能などを提供予定で、これらの
機能はモバイルアプリケーションからも利用可能になる予定です。

Industry Templates

Microsoft Dynamics CRM は既に様々な業界をご利用いただいておりますが、
より業界のニーズに応えるべく、いくつかのテンプレートを提供する予定です。

SQL Server 2012

Microsoft Dynamics CRM は .NET Framework や Microsoft SQL Server 等の信頼され、
また業界をリードする基盤の上に成り立つ製品です。弊社では、Microsoft SQL Server 2012
のリリースを控えておりますが、Microsoft Dynamics CRM も Microft SQL Server 2012 に
対応することで数多くの新機能や機能強化を利用できるようにしていく予定です。

尚、Microsoft SQL Server 2012 に関する詳細はこちらでご確認ください。

また以下のような Business Intelligence 機能もあわせて提供される予定です。
※今回は設置型のみ提供予定。オンライン版は将来的に対応予定です。

‐ Power View レポート
‐ PowerPivot 用のテンプレート

Certifications

マイクロソフトはクラウドサービスに対して大きく注力しており、その一環として、第三者機関に
よる証明書を取得しています。詳細は文書をご確認ください。

上記の他にもいくつかの新機能も提供予定です。

‐ 読み取り専用フォーム
‐ Partner/Customer ポータルの機能拡張
‐ オンライン環境でのカスタムワークフローアクティビティのサポート、等

まとめ

今回のサービスアップデートでは、非常に楽しみな機能が数多く発表されました。
それぞれの項目に関して、随時情報は更新してまいりますので、お楽しみに!

- Dynamics CRM サポート 中村 憲一郎