Dynamics CRM 2011 アクティビティ フィード その 3


みなさん、こんにちは。

関東はいよいよ明日から本格的に寒くなるようです。
運動の秋ですが、朝が億劫になりそうな予感です。

さて、今回も引き続きアクティビティ フィード の紹介を行います。 導入と構成方法は
前回の記事で紹介していますので、まだご覧に なっていない方は是非どうぞ。

メンション

アクティビティ フィードの投稿やコメントに、レコードのリンクを含めることができます。
これをメンションと呼んでいます。例えば以下の投稿を作成するとします。

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この場合、「ストアー (サンプル)」 が取引先企業のレコードのリンクになっていると、
投稿を見た人がレコードをすぐに開けるため便利です。

以下の手順でメンションを作ってみましょう。

1. メンションを入れたい場所で、半角のアットマークをタイプします。
すると最近使用したレコードの一覧が出ます。

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2. リンクを作りたいレコードが一覧に無い場合には、リスト一番したの
「その他のレコードを検索」 からレコードを検索できます。

3. 任意のレコードを選択すると、メンションが作成されます。

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上記のように、「ストアー (サンプル)」 部分がリンクになります。

ワークフロー対応

アクティビティ フィードはワークフローに対応しています。アクティビティ フィード規則に
ない自動投稿の設定や、フォロー操作が行えます。

自動投稿の追加

アクティビティ フィードの規則によって、特定の種類のアクションが自動投稿される
ことは前回紹介しましたが、現状任意の規則を追加することができません。しかし
ワークフローを利用することで容易に対応が可能です。早速以下のシナリオで
例を紹介します。

シナリオ : 取引先企業の状態が変わったタイミングで自動投稿作成

アクティビティ フィードの規則には取引先企業の規則が作成されません。
しかしフォローしているレコードの状態の変化は確認したいものです。
以下の手順でワークフローを作成し、そのシナリオを達成します。

1. 設定  | プロセス センター | プロセスをクリックします。

2. 新規ボタンをクリックします。

3. プロセス名、エンティティ、カテゴリを以下のように設定します。

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4. OK をクリックします。ワークフローエディターが起動します。
開始時期で、レコードの作成のチェックを外し、レコードの状態の変更に
チェックを入れます。

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5. ステップの追加メニューよりレコードの作成を選択し、作成対象から
投稿を選択します。ステップの説明に任意の説明を追加します。

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6. プロパティの設定をクリックします。テキスト欄に投稿したい内容を
記述します。動的な値が利用可能です。

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メンションを含めたい場合には、動的な値より投稿先 URL を選択できます。
投稿先 URL を利用すると、レコードへのリンクが作成できます。

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7. ソースを自動投稿に変更し、RegardingObjectId に動的な値で
取引先企業を追加します。

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8. 保存して閉じるをクリックします。

9. エディターの画面に戻ったら、アクティブ化をクリックします。
確認画面で OK をクリックすればワークフローがアクティブになります。

では、動作確認です。

1. 任意の取引先企業をフォローします。

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2. フォローした企業の状態を非アクティブに変更します。

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3. 非アクティブになったら、自分のウォールを確認します。投稿が
作成されていたら成功です。ワークフロー実行のため、若干の時間を
要する可能性があります。

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フォローの作成

アクティビティ フィードを有効に活用するには、レコードをフォローしていく
ことが重要ですが、手動でフォローの管理をすることは時に煩雑です。
よって以下のシナリオを検討します。

シナリオ : 自分が作成した取引先企業は自動でフォローしたい。

では早速ワークフローを作成しましょう。

1. 設定 | プロセス センター | プロセスをクリックします。

2. 新規をクリックして、以下の設定でワークフローを作成します。

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3. 開始時期がレコードの作成になっていることを確認して、ステップの
追加よりレコードの作成を選択します。作成するレコードでフォローを
選択します。

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4. プロパティの設定をクリックして、以下のように設定します。

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5. 保存して閉じるをクリックして、エディター画面からアクティブ化を行います。

では、動作の確認です。

1. 任意の取引先企業を作成します。

2. レコード作成後、自分のウォールを確認します。

3. フォローの数で、取引先企業が増えているか確認します。

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4. 取引先企業の横の数字 (上記の場合は 「2」 ) をクリックします。
フォローしている取引先企業一覧が出ます。

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ダイアログ対応

ワークフローで実行できることは、ダイアログでも対応が可能です。
サンプルとして以下のシナリオを紹介します。

シナリオ : ダイアログを利用して、関連レコードと投稿を作成する。

今回はダイアログを利用して、取引先企業に対して営業案件を
作成します。また、その営業案件のリンクを含む投稿の作成と、
作成者に対する営業案件へのフォローの追加をします。

1. 設定 | プロセス センター | プロセスをクリックします。

2. 新規をクリックして、以下の設定でダイアログを作成します。

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3. OK をクリックするとダイアログエディターが起動します。
ステップの追加より、ページをクリックします。

4. 作成したページに説明を入力し、「この行を選択し [ステップの追加] を
クリックします。」 を選択します。

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5. ステップの追加より、プロンプトを応答を選択します。

6. 説明を入力して、プロパティの設定をクリックします。

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7. 以下のように、1 行テキストで設定を行います。

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8. 保存して閉じるをクリックします。

9. ページを選択し直して、ステップの追加よりレコードの作成を
選択します。説明を入力し、作成対象に営業案件を選択します。

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10. プロパティの設定をクリックします。以下のように設定を行います。
設定後、保存して閉じるをクリックします。

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11. 同様にステップの追加からレコードの作成を選択します。
作成対象に投稿を選択します。

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12. プロパティの設定をクリックして、以下のように設定します。この設定で、
前ステップで作成した営業案件のメンションを含む投稿が、取引先企業の
レコードに作成可能です。設定後、保存して閉じるをクリックします。

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13. もう 1 つレコードの作成を追加します。対象にフォローを選択します。

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14. プロパティの設定をクリックして、以下のように設定します。以下の
設定で、前ステップで追加した営業案件を自動でフォローできます。

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15. 保存して閉じるをクリックして、エディター画面でアクティブ化をクリックします。

では、動作確認です。

1. 任意の取引先企業を選択して、ダイアログの開始をクリックします。

2. 作成したダイアログを選択して、OK をクリックします。

3. 任意の営業案件名を入力して、次へをクリックします。

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4. 完了をクリックします。

5. 取引先企業レコードを開き、ナビゲーションより営業案件を選択します。
営業案件が出来ていることを確認します。

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6. レコードのウォールをクリックして、新しく作成した営業案件の
メンションを含めた投稿が作成されているか確認します。

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7. 自分のウォールを確認して、作成した営業案件に対して
フォローが自動で作成されているか確認します。

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一括削除対応

投稿およびフォローは、一括削除機能から削除が可能です。例えば古くなった投稿や、
不要なフォローを、定期的に削除できます。フォローは 1 ユーザーあたり上限が 500
になっていますので、アクティブでないフォローを削除していくことをお勧めします。

まとめ

今回は投稿やコメント内にメンションを含める方法、ワークフローやダイアログの
活用例および一括削除対応を紹介しました。尚、ダイアログのシナリオはお客様
から頂戴した質問を元にしています。他にも疑問点がありましたら、コメントで
気軽に質問してください。

次回は SDK を利用したアクティビティ フィードの操作を紹介します。

‐ Dynamics CRM サポート 中村 憲一郎

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