Dynamics CRM 2011 Beta 版 - Outlook クライアント1 : 概要

こんにちは、引続き Dynamics CRM 2011 Beta 版に関するブログですが、今週は CRM Outlook クライアント機能のご紹介です。

Dynamics CRM 2011 Beta 版がリリースされ、製品リリースに向け準備がすすんでいます。
製品リリース前ではありますが、早くお目にかけたいお薦めの新機能、改良点、また Dynamics CRM 2011 Beta 版に特徴的と思われる機能を CRM Outlook クライアントからご紹介します。

ここに、Outlook クライアントのプログラムマネージャである Tripp Parker が  Nikhil と Dynamics CRM 2011 Beta 版 Outlook クライアントの主要な新機能について紹介している 10 分程度のビデオがあります。

[View:https://www.youtube.com/watch?v=vTqe-OKAljQ]

https://bit.ly/bsEt9j

以下、Dynamics CRM 2011 Beta 版の新機能、特徴的な機能についてご紹介していきますが、1 回のブログでは紹介しきれないので、数回のブログに分けて取り上げていく予定です。

CRM をパーソナライズ

Outlook では、電子メールを保存するフォルダを作ったり、連絡先を分類したり、カレンダーを色分けしたり、とみなさんが使い勝手のよいように Outlook に様々な設定を行われていると思います。
CRM Outlook クライアントでも、同じようなコンセプトが採用されています。ユーザー専用の Reading Pane です。各ユーザー毎のカテゴリを設定し、適用するこができます。Outlook のように CRM もパーソナライズすることができるのです。

上記のスクリーンショットでは、チャートが表示されていますが、チャートが不要なら非表示にしたり、また Reading Pane を右側に表示したい場合は、次のスクリーンショットにもあるようにボタンをクリックすることでレイアウトを変更することができます。

他にも、ドラッグ アンド ドロップ のような操作で Reading Pane 内のセクションを再配置することもできます。
もし、あるセクションは全く使用していないようであれば、そのセクションを隠すこともできます。
好きなようにパーソナライズすることができるのです。

自分の CRM ビュー

自分のビューを作成することができるのはお馴染みの機能ですが、Dynamics CRM 2011 Beta 版 Outlook クライアントでは、自分のビューに常時アクセスすることができます。

Windows 7 のピン機能のように、ビューをピンでとめておくことができます。次回 Outlook 使用時に自分の担当する取引先企業にざっと目を通したいという場合は、ピン登録されたビューが常に表示されており、簡単にアクセスすることができます。

条件付き書式

ここまで紹介した機能に加え、条件付き書式にも対応しました。次のスクリーンショットのように CRM ビューで条件付き書式を設定することができます。

Outlook でカテゴリを設定している場合は、アイテム表示にカテゴリを使用することができます。 
ビューをピンでとめ、ビューのアイテムを簡単に確認できるようにし、またビューの各項目の右クリックメニューからカテゴリ、日付、場所などのグループ毎に表示するように設定することができます。

Outlook Social Connector

最後に、Outlook 統合の一部として、Outlook で提供される全最新機能 - Outlook Social Connector も含みます - を使用できる予定です。
たとえば、LinkedIn や Facebook のようなソーシャル ネットワークに接続している場合、CRM ビューの取引先担当者の履歴からアップデートを閲覧することができます。

CRM ビューから、取引先担当者の「取引先担当者」として CRM に登録された情報を確認することができるだけでなく、ソーシャル ネットワークに接続していればそのアップデート、また過去の電子メール履歴やコミュニケーターでの会話など、Outlook と統合された CRM フォルダ内ですべてのアイテムを閲覧することができます。
その取引先担当者の方が登録された電子メールアドレスをもっており、CRM の利用者がソーシャル ネットワークに参加している場合に限定されますが、便利な機能です。

今日はここまでですが、今後のブログで、条件付き書式の詳細や、CRM 電子メール、データ フィルタ、および複数の組織を使用する方法などについてご紹介する予定です。

情報元 : Microsoft Dynamics CRM 2011 ~ Living in Outlook
https://blogs.msdn.com/b/crm/archive/2010/10/04/microsoft-dynamics-crm-2011-living-in-outlook.aspx

- Dynamics CRM サポート 斎藤 さち江