Microsoft Dynamics CRM 4.0 Update Rollup 11 がリリースされました!

みなさん、こんにちは。

Microsoft Dynamics CRM 4.0 Update Rollup 11 が 2010年6月4日(日本時間)にリリースされました。
今日は速報として、Update Rollup 11 に関する情報をお届けします。

次のリンクから Update Rollup 11 に関する情報を確認することができます。

Update Rollup 11 概要

· Update Rollup 11 は累積修正プログラムですが、次の 2 つの Update Rollup 11 に関しては、
  適用前に Update Rollup 7 を適用する必要があります。

  • CRM Outlook クライアント (CRMv4.0-KB979347-i386-Client-JPN.exe)
  • データ移行マネージャー (CRMv4.0-KB979347-i386-DMClient-JPN.exe)

その他の CRM コンポーネントには、適用前提となっている Update Rollup はありません。

· Update Rollup 11 では、40 のサポート対象言語パックに対する更新が行われています。
  Update Rollup 11 言語パックを適用する場合、事前に製品リリース時の言語パックがインストールされている
  必要があります。
  言語パックをご利用の場合は、次の作業を行ってください :

  1. 必要な Update Rollup 11 言語パックをダウンロードします
  2. ダウンロードした Update Rollup 11 言語パックをインストールします
  3. 言語パックを無効化します
  4. 再度、言語パックを有効化します

· CRM Outlook クライアントへの修正プログラム適用時に再起動を防ぐ方法が Update Rollup 4 ブログ (英語)
  記載されています。

· CRM サーバーに Update Rollup 11 を適用する前に Update Rollup 11 を CRM Outlook クライアントに
  展開することができます。

· Update Rollup 11 を自動更新で有効にするための手順は、Update Rollup 4 ブログ (英語) 、および
  CRM Client AutoUpdate ブログ (英語) に記載されていますので、参考にしてください。
  手順のリンク(Link)とパッチID(Patch IDs) はサポート技術情報 981328 で確認することができます。

· Update Rollup の中には、手動で設定を追加して有効にする必要がある修正プログラム(Hotfix)があります。
  このような Hotfix については、サポート技術情報 981328 に手動で構成を行う必要のある Hotfix をリストした
  箇所があります。

  機械翻訳に改善の余地がありますが、日本語でご覧の場合は、セクション「修正プログラムおよび更新を有効にするか、
  手動で構成する必要があります」です。

Update Rollup 11 の前提条件

まず、Update Rollup 7 以降同様、Update Rollup 11 のインストールには Windows Installer 4.5 が必須です。
インストールされていない場合には、自動でインターネットからインストールされます。手動でインストールしたい場合は、
以下のリンクからインストールをお願いします。

Windows Installer 4.5 Redistributable - 日本語
https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=5A58B56F-60B6-4412-95B9-54D056D6F9F4&displaylang=ja

さらに、Update Rollup 11 では新たに以下の前提条件が必要となります。

Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージ (x86 および x64)
https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=a5c84275-3b97-4ab7-a40d-3802b2af5fc2
https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=ba9257ca-337f-4b40-8c14-157cfdffee4e

Microsoft Report Viewer 2008 SP1 Redistributable - 日本語
https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=bb196d5d-76c2-4a0e-9458-267d22b6aac6

※上記二つの再頒布パッケージがインストールされていない場合には、Update Rollup 11 のインストール中に自動で
インストールされます。別途ダウンロードする必要はありません。インターネット接続がない場合にも問題ありません。

Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1
https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=ab99342f-5d1a-413d-8319-81da479ab0d7

※.Net 3.5 SP1 がインストールされていない場合には、インストールを促すメッセージが出力されますので、手動での
インストールをお願いします。インターネット接続がない場合は、フル パッケージをダウンロードしてください。ダウンロード
リンクページの下のほうにあります。

Microsoft Report Viewer 2008 のサポート

Update Rollup 11 は、Report Viewer 2008 をサポートしており、インストール中に web.config が更新されます。
Update Rollup 11 をアンインストールした場合には、web.config も再度元の状態に戻ります。

Report Viewer 2008 SP1 の情報に関しては、以下のリンクをご覧ください。手動インストールは必要はありません。
https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=bb196d5d-76c2-4a0e-9458-267d22b6aac6

Outlook 2010 リボン対応

Update Rollup 11 は、Outlook 2010 のリボンに対応しています。Update Rollup 11 インストール後、Outlook の
ホームタブに CRM 関連のメニューが表示されます。

いよいよ、希望が非常に多かった Report Viewer 2008 の対応が完了しました。これで SQL Server 2008 と BIDS
(Business Intelligence Development Studio) で作成したレポートが CRM 4.0 でもフルサポートされます。
他にも修正や改善が多く含まれていますので、是非新しい Update Rollup をお試しください!!

- Dynamics CRM サポート 中村 憲一郎