Mobile Express 管理者ガイド


Mobile Express for Microsoft Dynamics CRMみなさん、こんにちは。


とうとう東京では雪が降りましたが、みなさんのところではどうでしょうか。東京ではめったに雪が降らないため、
雪が降ると怪我人が続出するようです。かくいう私も通勤途中に、滑ってこけそうになりましたが、なんとか無事
出勤することができました。


さて、今日は Mobile Express に関する情報をお伝えします。


既に以下 URL にドキュメントがありますが、英語しかないため、今日は一部を日本語で紹介したいと思います。
全てを完全に訳しているわけではありませんので、事前にご了承ください。

Mobile Express for Microsoft Dynamics CRM
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=en&FamilyID=f592ec6c-f412-4fd5-9a80-cd3bcbd26d8b


展開の計画


CRM 4.0 の Mobile Express 機能は既存の環境で活用でき、特別なハードウェアは必要ありません。展開にあたって
検討すべきは、どのような環境で Mobile Express を使用するかです。以下に 2 つのシナリオを紹介します。


· Mobile Express を社外のネットワークから利用する場合: この場合は、IFD を構成して利用します。
外部のユーザーはフォーム認証によって Mobile Express を利用できます。


· Mobile Express を社内のネットワークのみで利用する場合: この場合は、設置型として利用できます。
モバイルのブラウザーがドメインにいない場合には、利用できません。


IFD 展開の場合


IFD を構成すれば、ユーザーはインターネット経由でCRM のデータにアクセスできます。社内のプライベートネットワーク
上で展開している場合には、通信は安全に保たれます。また IFD はプライベートネットワークのみでも使用できますが、
外部のネットワークからアクセスする前提でデザインされています。外部からのアクセスを行った場合にも、モバイルデバイス
上にデータを保存する機能はないため、リスクはありません。


(補足: 通信自体を暗号化するためには、SSL を利用してください)


IFD を構成した環境では、Windows 統合認証と、フォーム認証がサポートされます。Mobile Express は CRM 4.0 の
一部として機能するため、認証方式は同様に働きます。


メモ:
Windows 統合認証を使う場合には、モバイルデバイスが Windows 統合認証をサポートしている必要があります。


IFD 展開の検討事項


Mobile Express が設置型で稼動する場合、Mobile Express を使用しても社内ネットワークからしかアクセスできません。
よって、一般的には IFD と使用するシナリオが多くなるでしょう。


IFD 経由でのデータのセキュリティを理解する


Mobile Express は、通常の IFD と同様に動作し、その機能を利用してデータの安全性を確保します。IFD の認証は、
以下のステップで実行されます。(SDK に記述があるものと同様です)


1. CrmDiscoveryService Web service proxy のインスタンスを作成: 組織の一覧を取得します。


2. (オプション) リストからターゲットの組織を指定します。IFD ログインの場合は、自動で選択されます。


3. CrmDiscoveryService Web service から認証チケットを取得: CrmAuthenticationToken インスタンスを作成し、
認証方式、組織名、チケットをセットします。


4. CrmService Web service proxy を作成して、Web service のメソッドを呼び出します。


カスタマイズのインポート・エクスポートに関して


Mobile Express のカスタマイズは、通常のカスタマイズのインポート・エクスポートプロセスで移動できます。


注意: Mobile Express のカスタマイズを行った環境に、Mobile Express がインストールされていない環境の
カスタマイズをインポートすると、Mobile Express のカスタマイズは削除されるので注意してください。


Mobile Express で利用できる、システムエンティティ


以下に、Mobile Express で利用できるシステムエンティティとその動作を紹介します。エンティティによってできることが
異なりますので、ご注意ください。


· 取引先企業: レコードの新規作成、及び既存レコードの表示


· 住所: 取引先企業および取引先担当者レコードからの参照


· 予定: 既存レコードの表示。ただしサービス活動は含まず、空き時間の検索も不可


· キャンペーン: 既存レコードの表示


· サポート案件: 既存レコードの表示


· 競合企業: 既存レコードの表示


· 取引先担当者: レコードの新規作成、及び既存レコードの表示


· 契約: 既存レコードの表示


· 電子メール: 既存レコードの表示


· Fax: 既存レコードの表示


· 請求書の製品: 請求に紐づいている既存レコードの表示


· 請求書: 既存レコードの表示


· 潜在顧客: レコードの新規作成、及び既存レコードの表示


· レター: 既存レコードの表示


· マーケティング リスト: 既存レコードの表示


· メモ: レコードの新規作成、及び既存レコードの表示


· 営業案件: レコードの新規作成、及び既存レコードの表示


· 受注製品: 受注に紐づいている既存レコードの表示


· 受注: 既存レコードの表示


· 電話: 既存レコードの表示。フォームから直接電話はかけられない


· 見積もり製品: 見積もりに紐づいている既存レコードの表示


· 見積もり: 営業案件、取引先企業、取引先担当者の紐づいている既存レコードの表示


· サービス活動: 既存レコードの表示


· 仕事: レコードの新規作成、及び既存レコードの表示


· ユーザー: アクティブな既存レコードの表示


Mobile Express のインストール


CRM 4.0 Update Rollup 7 を適用することで、Mobile Express がインストールされます。


Mobile Express のカスタマイズ


Mobile Experss をカスタマイズするためには、システム管理者か、システム カスタマイザのロールをもったユーザーで
ログインしてください。また Mobile Express を使用するためには、モバイルで使用権限が必要です。


各エンティティへのアクセス権は、通常の CRM と同様です。


Mobile Express のカスタマイズ


1. 設定のカスタマイズより、Mobile Express のカスタマイズをクリックします。


2. Mobile Express で使用したいエンティティをリストから選択します。


注意:全てのエンティティが利用できるわけではありません。


3. 追加をクリックします。


4. 追加したエンティティは、以下の手順でフォームに表示する属性のカスタマイズが行えます:


a. カスタマイズしたいエンティティをダブルクリックします。


b. 表示したい属性を選択して、追加をクリックします。必須項目は削除できません。


c. 必要に応じて、並び順を変更します。


d. 保存して閉じるをクリックします。


5. 最後にすべて発行をクリックして完了です。


重要:
この画面から全てを発行した場合、Mobile Express のカスタマイズだけでなく、通常のエンティティのカスタマイズも
同時に発行されます。またその逆もしかりです。必要に応じて、個別選択して発行してください。


6. カスタマイズが完了したら、以下のアドレスを使用してアクセスします。


a.


Comments (3)

  1. crm user より:

    いつもお世話になっております。過去のブログのコメントで申し訳ございませんが、

    現在のモバイル対応の機能について確認しております。

    スマートフォンから予定エンティティの新規追加や編集ができるようにしたいです。

    予定エンティティをシステムのカスタマイズから予定エンティティのMobileExpressのチェックボックスをONにしてスマートフォンのメニューに表示させるようにしましたが、

    ほかのエンティティのように新規、編集ができません。

    これはブログで上述の通り、製品の仕様なのでしょうか?

    カスタマイズの設定で、新規、編集機能の追加はできないのでしょうか。

  2. コメントありがとうございます。

    残念ながら活動については参照のみで、データの変更機能がございません。

    現状は製品上の仕様となりますので、ご了承ください。

    中村 憲一郎

  3. crm user より:

    コメントありがとうございます。参考になりました。