データインポートの落とし穴?
みなさん、こんにちは。
最近めっきり寒くなってきて、発熱量の高いサーバーには、とっても優しい季節になりましたね。
安定稼働するし、近くにいれば暖かいし、問題は騒音だけでしょうか。騒音問題と電源問題が解消されれば
ぜひ自宅に 12 Slot 程度の BLADE システムが欲しい今日この頃です。
さて本日は、データインポートに関する Tips (注意点) を紹介します。
Dynamics CRM 4.0 が提供する、データインポートに使える機能は、以下のものがあります。
- UI から使える 「データのインポート」 機能
- データ移行マネージャ
- SDK
- 各種アダプター
いずれも使い道は異なれど、Dynamics CRM 4.0 に他システムなどからデータをインポートすることが可能です。
しかし、これらの機能を使用した場合に、思わぬ 「落とし穴」 があることをご存知でしょうか?それは・・・・
- 必須フィールドのチェック!!-
です。
普段、画面からデータを入力していただく場合には、この 「必須フィールド」 は JScript によってチェックされ、
極力入力漏れが発生しない仕組みになっています。しかし、インポートツールを使用してデータを作成した場合、
フィールドによって、 「必須」 のチェックがされず、結果として 「必須フィールドが null になる」 事態が発生します。
しかしこの問題、実はデータを投入した段階では問題になりずらいため、なかなか気がつきません。しかし、
それらのフィールドの値を使用する 「特定の作業」 を行った際に、エラーとなって表れるのです。困りますね。。。
結果として、値を入れなおすことになるのですが、場合によっては、それ専用のプログラムを書いたり、UI から
1 件ずつ入れたりと、結構面倒な解決策を要求されることがあるのです。なぜなら、、、ご存知のとおり、
‐ データベースの直接操作はサポートされない ‐
からですね。ということで、本日の Tips は、
- ツールを使用してデータをインポートする場合は、UI から事前に ”必須フィールド” の確認をして、
適切なデータを持つようにデータソースを設計する!
です。これらの機能を使用されている場合には、是非チェックしてみてください!
- Dynamics CRM サポート 中村 憲一郎
※自宅用によさげな BLADE システムがあれば、是非教えてください~