3 つの ISV ページ展開シナリオ – CRM Web サービスを呼び出した場合の認証について –

みなさん、こんにちは。 カスタム Web ページ(以下、「ISV ページ」と記述します)を CRM Web サイトの ISV フォルダに展開することによって、設置型、インターネット接続展開 (IFD : Internet Facing Deployment) 、オフラインアクセス対応 Outlook 用 Dynamics CRM のオフライン環境など、さまざまな環境で ISV ページを使用することができます。Dynamics CRM では CrmImpersonator クラスが提供されており、このクラスを使用すると Dynamics CRM で使用しているセキュリティコンテキストを ISV ページで利用することができます。 今日は次の 3 つの展開シナリオを想定し、ISV ページから CRM Web サービスを呼び出した場合にどのように認証されるかを紹介します。 シナリオ 1 : CRM Web サイトの ISV フォルダに ISV ページを展開する場合 シナリオ詳細ISV.config またはサイトマップを使用して CRM Web ページに追加されたリンクから ISV ページにアクセスします。 認証このシナリオでは、CrmImpersonator クラスを使用して、設置型、IFD…

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Visual Studio 2008 用 CRM 4.0 カスタマイズ ファイル比較ツール

こんにちは。   2009 年も残すところあとわずかとなりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 今回は、忙しい日々に効率よくカスタマイズ ファイルを比較できる便利なツールをご紹介したいと思います。   CustomizationComparison ツールは、CRM 4.0 のカスタマイズ ファイルを簡単に比較することができるツールです。   例えば、2 つのカスタマイズ ファイルにおいて、エンティティの属性を追加/削除した場合やセキュリティロールを変更した場合に、変更点が明確で、xml でも変更詳細がハイライトされるとても便利なツールです。 インポートする前に既存の構成からの変更点の確認などにもご活用いただけるかと思いますので、是非お試しください。   CustomizationComparisonUtilityの使用方法 1. まずは、比較したいカスタマイズ ファイルを以下の方法で CRM 4.0 からエクスポートします。 注意 : カスタマイズ ファイルは、デフォルトである .zip 形式でエクスポートしてください。     2. 上記 1 の方法にて、比較したいカスタマイズ zip ファイルを 2 つ用意します。  3. Visual Studio 2008 がインストールされている環境で、以下のサイトから、CustomizationComparisonUtility.exe をダウンロードします。 タイトル : ISV Utilities for Comparing Customizations and…

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SSRS 用 Microsoft Dynamics CRM コネクタは、一体何をしているのか?

みなさん、こんにちは。 今日は、構築関連のトピックとして、CRM 4.0 の新機能である SSRS 用 Dynamics CRM コネクタが実際に何をしているかを、分かる範囲で紹介します。今日は FAQ 方式で書いてみます。※SSRS = SQL Server Reporting Services Q1. SSRS コネクタは、何をしているのでしょうか? A. 簡単に言うと、レポート表示時の 「認証方法」 を変更しています。 CRM のレポートは既定で Windows 認証を使用していますが、これをフォーム認証に変更しています。また CRM からレポートを開いた際に、フォーム認証に必要な、ログイン名とパスワードを渡す役割をしています。 Q2. SSRS コネクタは、どこにインストールすればいいでしょうか? A. SSRS サーバー上です。 Q3. どんな環境に SSRS コネクタが必要なのでしょうか? A. Internet Facing Deployment (IFD) の環境には必須です。また CRM、SSRS、SQL を別筐体にインストールしている環境では、SSRS コネクタをインストールすることで、ダブルホップ問題が解消します。 また、「レポートのスケジュール」 機能を使用するためにも SSRS コネクタが必須です。 Q4. なぜダブルホップが解消するのでしょうか? A. ダブルホップの問題は、Windows…


どうすればレポート表示は速くなる?

みなさん、こんにちは。 ハロウィンも終わって、後はクリスマスを残すのみとなりましたが、みなさんは、クリスマスプレゼントをあげる側ですか?もらう側ですか?私は当然 (依然?) もらう側です。さて、今回はパフォーマンス関連として、レポートに関する Tips を取り上げたいと思います。それでは、まず本題に入る前に、パフォーマンスとは何かを考えてみたいと思います。 通常パフォーマンスが良い、悪いという場合は、クライアントアプリケーションから操作をして、その操作が完了するまでの時間、ラウンドトリップ時間ということになります。その場合、どのようなポイントがあるでしょう。今回は Dynamics CRM 4.0 と Inernet Explorer クライアントで考えてみます。 1. IE 上での操作からリクエストの送信まで ← クライアント PC のパフォーマンス 2. リクエストの送信から、受信まで ← ネットワークパフォーマンス 3. リクエスト受信から、内部処理完了まで ← サーバ類 (CRM サーバや SQL サーバ)のパフォーマンス 4. レスポンスの返信 ← ネットワークパフォーマンス 5. レスポンスの受信から、IE の内部処理完了、表示まで ← クライアント PC のパフォーマンス 大まかに分けると、上記のようなポイントがあると思いますが、ここで 「すべてのポイント」 に関わるものがあります。それはズバリ、データ量 です。データ量は、ネットワークパフォーマンスに関係することは当然、各種内部処理にも大きく影響します。処理するデータが少ないほど、パフォーマンスは向上するはずですよね。 そこで、今回はレポート表示を行う際の、データ量削減 方法に関して紹介します。 Microsoft Dynamics CRM レポートには、「プリフィルタ (事前フィルタ)」 と呼ばれる機能が存在します。この機能を使用することで、実際のレポートを表示する…


データインポートの落とし穴?

みなさん、こんにちは。 最近めっきり寒くなってきて、発熱量の高いサーバーには、とっても優しい季節になりましたね。安定稼働するし、近くにいれば暖かいし、問題は騒音だけでしょうか。騒音問題と電源問題が解消されればぜひ自宅に 12 Slot 程度の BLADE システムが欲しい今日この頃です。 さて本日は、データインポートに関する Tips (注意点) を紹介します。 Dynamics CRM 4.0 が提供する、データインポートに使える機能は、以下のものがあります。 UI から使える 「データのインポート」 機能 データ移行マネージャ SDK 各種アダプター いずれも使い道は異なれど、Dynamics CRM 4.0 に他システムなどからデータをインポートすることが可能です。しかし、これらの機能を使用した場合に、思わぬ 「落とし穴」 があることをご存知でしょうか?それは・・・・   - 必須フィールドのチェック!!- です。  普段、画面からデータを入力していただく場合には、この 「必須フィールド」 は JScript によってチェックされ、極力入力漏れが発生しない仕組みになっています。しかし、インポートツールを使用してデータを作成した場合、フィールドによって、 「必須」 のチェックがされず、結果として 「必須フィールドが null になる」 事態が発生します。 しかしこの問題、実はデータを投入した段階では問題になりずらいため、なかなか気がつきません。しかし、それらのフィールドの値を使用する 「特定の作業」 を行った際に、エラーとなって表れるのです。困りますね。。。 結果として、値を入れなおすことになるのですが、場合によっては、それ専用のプログラムを書いたり、UI から1 件ずつ入れたりと、結構面倒な解決策を要求されることがあるのです。なぜなら、、、ご存知のとおり、   ‐ データベースの直接操作はサポートされない ‐ からですね。ということで、本日の Tips は、 ツールを使用してデータをインポートする場合は、UI…


Visual Studio 2008 用 Microsoft Dynamics CRM Plug-in テンプレート

みなさん、こんにちは。 今回は、開発系の情報をお届けします。 CRM で Plug-in の開発を行っている方は既にご存知だと思いますが、Plug-in を開発する際には IPlugin インターフェースを継承したり、Execute メソッドを用意したりと、いくつかお決まりの手順が存在します。 そこで、Microsoft Dynamics CRM User Experience Team が Visual Studio 2008 用のテンプレートを作成しました。このチームは過去に Plug-in Registration Tool や、Plug-in Developer Tool などを開発した実績があるチームです。ご存知だったでしょうか? 私も、検証などでコードを書くことがありますが、そのたびに過去のソースをコピーして流用していました。しかし、このテンプレートには、以下に示すような項目が既に含まれているため、非常に便利です。 Secure 及び Non-Secure 情報を Plug-in へ渡すための、コンストラクタ 適切なパラメータをもった Execute メソッド Web Service プロキシの作成 基本的な SOAP 例外のハンドリング Child Pipeline Plug-in 用の Web Service プロキシ作成カスタムメソッド では、早速インストール手順を見てみましょう。 1. 次の URL より、テンプレート…


CRM 非同期サービスでエラーが発生!そのときジョブは?

みなさん、こんにちは。 今日は運用に関係する内容をご紹介します。  運用中に、CRM 非同期サービスにエラーが発生した場合、心配なのはジョブの動作です。ジョブにはいくつかの種類がありますが、大きく分けて 「システムジョブ」 と 「ワークフロージョブ」 があります。今回は、これらのジョブが、非同期サービスに関連するエラーが発生した場合に、どのような挙動を取るかに関して説明します。 CRM 非同期サービスでエラーが発生した場合、内容によりジョブは以下のアクションのいずれかを実行します。 失敗: ジョブは失敗です。再実行もできません。 再試行: ジョブは中止状態ですが、一定期間後自動で再実行されます。 中止: ジョ�%


新機能! CRM Mobile Express のご紹介

みなさん、こんにちは。  今日は、Dynamics CRM 4.0 の Update Rollup 7 から搭載された、 CRM Mobile Express という新機能を紹介します。 Mobile Express は 以下の 2 つのコンポーネントから構成されています。 Mobile コンソール Mobile アプリケーション Mobile コンソール Mobile コンソールは、Mobile Express の構成を行うために使用する、コントロールパネルとなります。以下のような構成が可能となっています: a) モバイル用として、どのエンティティを発行するかの構成 b) モバイル用として、エンティティの、どの属性を発行するかの構成 c) 公開した属性の表示順序の構成 Mobile コンソールにアクセスするには、以下の手順を実行してください。 Internet Explorer から、CRM サーバーに接続してください。 設定 > カスタマイズ > Mobile Express のカスタマイズ をクリックしてください。 Mobile Express のカスタマイズをクリックすると、以下のような画面が現れます。   ご覧のように、2 つのボックスが存在します。 使用可能なエンティティ –…


Microsoft Dynamics CRM 4.0 用 Update Rollup 7 がリリースされました!

みなさん、こんにちは。 今日は、最新の更新プログラム ロールアップである Update Rollup 7 の情報をお届けします。※情報元: http://blogs.msdn.com/crm/archive/2009/10/22/update-rollup-7-for-microsoft-dynamics-crm-4-0.aspx Update Rollup 7 には、修正モジュールだけでなく、新機能の追加も含まれています。まずはモジュールのダウンロードリンクと、マイクロソフト サポート技術情報の URL をご案内します。 マイクロソフト ダウンロードセンター: http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=a4893988-7804-4e23-ab58-740441cc696e マイクロソフト サポート技術情報: http://support.microsoft.com/?kbid=971782 続いて、Update Rollup 7 の内容をご案内します。 Update Rollup 7 の概要 Microsoft Dynamics CRM サーバー Update Rollup 7 は累積パッケージです。適用するために、事前に必要な修正モジュールはありません。 Update Rollup 7 は、CRM サーバ用、Email Router 用などモジュールごとに分かれており、また言語パック用のパッケージも存在します。言語パック用の Update Rollup を適用するには、以下の手順で実施してください。   事前に必要な言語パックをダウンロードしてください 該当する Update Rollup 7 言語パックをダウンロードしてください Update Rollup 7…


Japan Dynamics CRM Team Blog へようこそ!

みなさん、こんにちは。Japan Dynamics CRM Team Blog へようこそ! 既に Web 上には Dynamics CRM の素晴らしいブログがいくつも存在しますが、こちらのブログでは、Dynamics CRM サポートチームによる、「日本語」 による情報提供をしていきたいと思います。 MSDN ブログではありますが、開発系のみならず運用系の情報もどんどん提供していく予定ですので、皆様ご購読のほど、よろしくお願いします!! まずは今週中に、最新の更新である Update Rollup 7 に関する情報をポストします。 UR 7 は修正のみならず新機能をも含んだ、非常に重要なアップデートとなっていますので、是非ご一読ください! – Dynamics CRM サポート 中村 憲一郎