Visual Studio 2015 プレビュー版と ASP.NET 5


早くも今日から 12 月。例年通り ASP.NET Advent Calendar もスタートしてます。みなさま、ありがとうございます~。

というわけで、12/1 担当として私の方から ASP.NET 5 (vNext) 関連の記事をまずはひとつ。


◆ Connect(); イベント

11/12, 13 に米国で開催された Connect(); というイベントで Visual Studio 2015 Preview と .NET 2015, ASP.NET 5 などの各種発表が行われました。

Connect(); のセッションビデオは Channel 9 の Connect イベントサイト でご覧いただけるとともに、Day 1 のキーノートに日本語解説を加えてニコ生でライブ放映した様子も タイムシフト視聴 できますのでぜひ。

このイベントでは、主に下記の発表が行われました。

Visual Studio 2015 プレビュー版の発表とともに、クロス プラットフォーム対応とオープンソース化を進めた新しい ASP.NET 5 が発表になったことは、私を含め ASP.NET ユーザーの方にとっては、特にワクワクするトピックだったのではないでしょうか。


◆ .NET 2015

.NET も、今回の発表でリブランディングされ、.NET 2015 と呼ばれるようになります。そしてこの .NET 2015 には、.NET Framework 4.5.2 のバージョンアップとなる .NET Framework 4.6 と、新しい .NET Core 5 という 2 つのフレームワークが含まれ、さらに共通要素としてオープンソース化された新しいコンパイラプラットフォーム “Roslyn” などが含まれた構成となります。

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◆ Visual Studio 2015 Preview

これらの新しい .NET 2015 を試すには、Visual Studio 2015 Preview を使うのが一番の方法になります。

Visual Studio 2015 Preview の日本語情報

既に日本語版に加えて言語パックも用意されています。上記ページからだと若干わかりにくいので、日本語版を使用したい方は、下記のリンク先ページの Download Language を日本語にしてダウンロードしてください。

Visual Studio 2015 Preview 言語別ダウンロード

また、Microsoft Azure の仮想マシンには、すでに Visual Studio 2015 Preview がインストールされたイメージが利用可能ですので、Azure をご利用の方はぜひご利用ください。

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Azure をこれから使ってみたいという方は、ぜひ下記のリンクから 30 日無料評価版などをご利用いただければと思います。

Microsoft Azure を使う 2 つの方法 ~ 30 日無料評価版と MSDN 会員特典


◆ ASP.NET 5

新しい ASP.NET 5 では、ASP.NET MVC と Web API のプログラミング モデルが統合され、.NET コンパイラ プラットフォーム “Roslyn” を使った開発が可能になります。加えて、Mono Project の協力のもとで Linux や Mac でも ASP.NET 5 ベースのアプリケーションを実行することができます。

また、.NET Core 5 とともに ASP.NET 5 も GitHub でオープンソースとしてリポジトリが公開されています。

ASP.NET 5 リポジトリ on GitHub

また、https://github.com/aspnet/Home などでは、ASP.NET 5 の仕組みや KVM (K Version Manager) などを使ったコマンドラインベースの利用方法などを学ぶことができます。これについては、また次回以降のブログで紹介できればと思っています。

もちろん、Visual Studio 2015 Preview でも、これまでの ASP.NET Web アプリケーションと同様に開発が可能です。下記は、Visual Studio 2015 Preview の [新しいプロジェクト] 作成ダイアログ画面です。

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これまでの ASP.NET 4.5/4.6 とともに ASP.NET 5 のプロジェクトテンプレートが追加されています。ASP.NET 5 Class Library や ASP.NET 5 Console Application などのテンプレートがあるのも興味深いところです。

ASP.NET 5 のひとつの特徴として、3 つのことなるランタイム (KRE: K Runtime Environment) 上で動作させることが可能になっていることです。

  1. Full .NET CLR
    Visual Studio プロジェクトで使用されるデフォルトランタイム。すべての API セットが提供される。
  2. Core CLR (クラウド最適化ランタイム)
    完全にモジュール化されたランタイム。必要なコンポーネントだけを最小構成でアプリケーションに組み込める。Full .NET CLR はおよそ 200MB であるのに対し、この Core CLR はおよそ 11MB となる。
  3. Cross-Platform CLR
    Linux と Mac OS X 向けに用意されるクロスプラットフォームランタイム。このランタイムにより、ASP.NET アプリケーションを Linux や Mac OS 上で開発および実行することができる。

下記のスクリーンショットは、Visual Studio 2015 Preview の ASP.NET 5 Web アプリケーションのプロパティで KRE のバージョン選択している画面です。

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詳細は、英語にはなりますが下記の Web ページもご参照ください。

ASP.NET 5 Overview : ASP.NET オフィシャルサイト


◆ ASP.NET 新時代に向けて

先日、11/29 に開催された第 7 回業開中心会議での私のセッション資料を公開していますので、こちらも参考にしていただけると幸いです。

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◆◆◆

ASP.NET Advent Calendar に合わせて、引き続き ASP.NET 5 関連情報をできる限り書いていきたいと思っています。

いろいろと面白くなってきた Visual Studio 2015 と ASP.NET 5 による新しい Web 開発を試してみてみませんか?

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