ASP.NET MVC 4 RC / Visual Studio 2012 RC リリース!

日本時間で 6 月 1 日は怒涛の RC リリースラッシュでした。。。ご存知のとおり Windows 8 Release Preview と Visual Studio 2012 RC が公開になり、ダウンロード&インストール祭りだった方も多かったのではないでしょうか(私もその中の一人です)。

Windows 8 Release Preview

Visual Studio 2012 Release Candidate

何とか私も Windows 8 RP + Visual Studio 2012 RC の環境を構築して、本格的に移行を始めました。初めは慣れないところもありますが、やはり新しい OS、新しいツールは良いものですね。

ちなみに、Beta までは Visual Studio 11 と呼ばれていましたが、RC より正式名称が Visual Studio 2012 になっています。

さて、Visual Studio 2012 RC には、ASP.NET MVC 4 の RC 版コンポーネントも含まれています。Beta 版から細かいところがいろいろと更新されていますので、こちらのブログで後日ご紹介していきたいと思います。または、英語になりますがリリースノートなども、ぜひご参照ください。

- ASP.NET MVC 4 RC について

- ASP.NET MVC 4 リリース ノート

そんな MVC 4 を、今回はほんの触りだけご紹介します。。。

Visual Studio 2012 では、ASP.NET MVC 4 のプロジェクトを下記の6種類から作成することができます。

MVC4-1


  1. ビューやコントローラーなどが全く無い状態で開発をスタートできるプロジェクト テンプレートです。
  2. Basic
    ビュー ファイル (_Layout.cshtml) や、jQuery などの JavaScript ライブラリがあらかじめ追加されたプロジェクト テンプレートです。コントローラーは含まれていません。MVC 3 までの 空のプロジェクト テンプレート が、MVC 4 からはこの Basic に当たります (Basic という名称は RTM までには翻訳されると思われます)
  3. インターネット アプリケーション
    フォーム認証をベースとしたインターネット向けのアプリケーション開発に向いたテンプレートです。MVC 3 までと基本的には同じです。
  4. イントラネット アプリケーション
    Windows 認証をベースとしたイントラネット向けのアプリケーション開発に向いたテンプレートです。こちらも MVC 3 までと基本的には同じです。
  5. モバイル アプリケーション
    jQuery Mobile を使ったモバイル向けのアプリケーション開発に向いたテンプレートです。
  6. Web API
    RESTful な HTTP サービス (Web API) 構築に向いたテンプレートです。

なお、こちらのブログポスト “ASP.NET MVC 4 ロードマップ” のとおり、Single Page Application (SPA) は RC 版から搭載されなくなりました。

実際にプロジェクト作成後(空、Basic、モバイル)のプロジェクト構成スクリーンショットをいくつか紹介します(クリックして拡大します)。

Basic

モバイル

MVC4-2 MVC4-3 MVC4-5

若干、ASP.NET MVC 3 から変更になった部分にお気付きの方もいらっしゃると思います。

たとえばここ↓とか・・・

image

このあたりは、別途改めてご紹介していきたいと思います。

 

この ASP.NET MVC 4 RC ですが、もちろん Visual Studio 2010 でも利用できますのでお試しください。

ASP.NET MVC 4 RC for Visual Studio 2010 SP1:

 

いくつか日本語のローカライズが残念な部分があり正直なところ少し凹んでいる井上ですが、気を取り直して RTM までにできる限り改善できるようにフィードバックをしていきたいと思っています。