Internet Explorer 9 Beta と Visual Studio (ASP.NET 開発サーバー) は今ちょっと仲がわるいようです

先週の 10/1 (Fri) に開催しました Tech Fielders セミナー「知ろう!学ぼう!ASP.NET MVC ~最新 Web 開発フレームワークの全体像~」にご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。楽しんでいただけたでしょうか。金曜日の夜にも関わらず多くの方にお越しいただきまして、大変ありがたく思っています。アンケート結果も拝見させていただきましたが、夜間のセミナーの方が仕事が終わってから参加できるので嬉しいといったご意見が多かったように思います(みなさん、勉強熱心ですね♪)。今後もより多くの方々に参加していただけるよう、いろいろな技術セミナーを行っていきたいと思いますので、ご期待ください。

さて今日は、セミナーの中でも少しだけお見せした Internet Explorer 9Visual Studio 2010 の Web アプリケーションデバッグについて、少し書いておきます。

既に Internet Explorer 9 Beta をお使いになっている方も多いと思います。HTML5 や CSS3 などに対応する最新 Web ブラウザですので、使用していてとてもわくわくしますよね。私も Beta がリリースされてすぐにインストールしました。

ただ、残念なことに、Visual Studio 2010 の Web アプリケーションプロジェクトのデバッグで、ASP.NET 開発サーバーと組み合わせて Internet Explorer 9 Beta を使用した場合、Web アプリケーションが正しく表示されない現象が多くの環境で確認されています。この組み合わせで Web アプリケーションのデバッグをしていると、とてもイライラしてしまうでしょう(私がそうなので・・・)。Internet Explorer 9 はまだ Beta なので、このような現象になっても仕方ないんですけどね。間違いなく正式リリース (RTM) までには改善されると思いますので、どうか暖かい目で見守ってあげてください。

でも、どうしても Visual Studio と Internet Explorer 9 で Web アプリケーションの開発を行わなければならない場合もあると思います。そのような場合には、Beta 版と全く同じブラウザエンジンを搭載した Platform Preview 5 版を使うことをお勧めします。私もセミナーのデモではこの Platform Prevview 5 版を使用していました。

Internet Explorer 9 Platform Preview 5 はこちらからダウンロードできます。

https://ie.microsoft.com/testdrive/

こちらのページの右上の [Get the beta] ボタンの下にあるリンク [Or, get Platform Preview 5] からダウンロード可能です。

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この Platform Preview 版は Internet Explorer 8 と共存して使用することができます。UI は普通の何の変哲もないウィンドウですが、ブラウザエンジンは Beta 版と同じですので、HTML のレンダリングチェックに使用することができます。

この Internet Explorer 9 Platform Preview 5 と Visual Studio を使用して、最新技術に対応した Web アプリケーションをいち早く作っちゃいましょう!