Windows Azure 日本データセンター、2014 年 2 月 26 日よりサービス提供を開始

2014 年の早い段階に開設となることが公表されておりましたが、いよいよ Windows Azure 日本データセンターが開設され、2/26 よりサービスの提供を開始することが発表されました。

データセンターは 東日本リージョン および 西日本リージョン(地域) として国内2か所に設置され、お互いのデータのバックアップを行います(地理冗長)。日本データセンターの開設に伴い、Windows Azure を含む マイクロソフトのクラウド製品導入の際の相談窓口 「Cloud Direct」(無料) がご利用いただけるようになっています。

なお、Windows Azure ユーザーコミュニティ の Japan Windows Azure Users Group (JAZUG) 主導でイベントが日本各地で企画されています。

Microsoft News Center > クラウドビジネス強化、日本データセンター開設
Windows Azure Japan Team Blog > 祝 日本国内データセンター始動

 

【2/28 追記】

Windows Azure の東日本および西日本リージョンで利用可能となったサービスは、以下になります。

  • コンピューティングサービス: 仮想マシン、クラウドサービス、Webサイト
  • データサービス: ストレージ、SQLデータベース、In-Role キャッシュ
  • ネットワークサービス: 仮想ネットワーク、Traffic Manager、データ転送
  • アプリケーションサービス: Service Bus、通知ハブ、BizTalkサービス、Active Directory*、多要素認証* (*同一サブスクリプション内で全リージョン共通)

利用料金については、東日本 / 西日本 それぞれリージョンごとの価格が設定され、東日本より西日本の方が 約10% 安価になっています。これまで日本に一番近かった 東アジア リージョンより少々価格が高めですが、Windows Azure Web サイト および SQL データベースは 5/31 までディスカウント価格となり、東アジアと同額になっています。

なお、これまで富士通株式会社が、マイクロソフトとのアライアンスの元で日本国内のデータセンターでWindows Azure のサービスを提供していた「FUJITSU Cloud PaaS A5」は、マイクロソフトの日本データセンターに移設され、導入や運用サービスなどを含めたサービスとしてリニューアルされます。

windowsazure.com > 料金概要
富士通株式会社 プレスリリース > マイクロソフトとの連携強化に基づくパブリッククラウドサービス「A5 for Windows Azure」を提供開始