Windows Azure のエンタープライズ向け特別料金体系およびサービス、Windows Azure US Government Cloud の発表

Windows 8.1 が 10/18(金)より提供開始になっていますが、他の多くの製品でもリリースなどが行われる日付となっています。

今月に入って、マイクロソフト米国本社にて企業向けのクラウドサービス、製品に関する発表が行われました。

Windows Server 2012 R2 と System Center 2012 R2 が 10/18 より提供開始となり、合わせて Windows Azure のサービスプラットフォームを自社のデータセンター内で構築できる Windows Azure Pack も提供されます。また、同じく 10/18 より Visual Studio 2013  および .NET Framework 4.5.1 の提供も開始となります。SQL Server 2014 Customer Technology Preview 2 (CTP2) が公開となり、Windows Azure と統合されたバックアップおよび回復機能を提供します。これらの発表に合わせて、早速 Windows Azure 仮想マシンのギャラリーでも Windows Server 2012 R2 RTM などこれらの新製品が利用できるようになっています。

Windows Azure 関連では以下の発表が行われています;

  • EA 契約をお持ちのお客様向けに新しい料金体系にて Windows Azure を提供

11/1 より Enterprise Agreement (EA) のお持ちのお客様に Windows Azure を特別料金で提供します。事前支払額を縮小、年単位でのお支払が可能になり、利用が予想より増えた場合でも一定枠内は超過料金がなしになるなど、よりご利用いただきやすい料金体系にて提供されるようになります。

  • Equinix との戦略的パートナーシップを発表

ネットワーク相互接続を提供する Equinix とのパートナーシップにより、Equnix の拠点経由で 社内環境と Windows Azure を接続できるようになり、プライベートで、より遅延を抑えて高速に接続することが可能になります。今年中に早期試験導入を始め、2014 年前半には正式提供となる見込みです。

  • 米国政府機関向け Windows Azure US Government Cloud

米国国内のデータセンターで米国人スタッフによって運営される、政府データ専用のクラウド Windows Azure US Government Cloud を米国政府機関向けに提供することを発表しました。先日発表された通り、Windows Azure は FedRAMP JAB P~TAO の認定を受け、パブリッククラウドとしては初めて米国政府による利用が認定されたクラウドサービスとなっています。

  • Windows Azure HDInsight Service を正式提供開始

これまでプレビューとして提供されてきた Apache Hadoop ベースのビックデータ分析機能である Windows Azure HDInsight Service が、10月後半より正式公開となることが発表されています。

  • Windows Azure Active Directory を無償で提供開始

ID管理およびアクセス機能機能を提供する Windows Azure Active Directory を10月中に公開、無償で利用できるようになります。全てのサブスクリプションでADテナントを作成し、複数のディレクトリを作成可能になります。

 

Microsoft News Center > Microsoft unleashes fall wave of enterprise cloud solutions 
日本語訳: マイクロソフト、一連のエンタープライズ クラウド ソリューションを発表

Windows Azure Team Blog > Announcing Dedicated Federal Cloud and Improved Pricing, Networking, and Identity Options
日本語訳 : 米国政府機関向け専用クラウド、割引価格、ネットワーキング、ID 管理オプションの拡張を発表