SQL Server 2012 SP1 CU2 でデータベースを Windows Azure へバックアップ、ODBC ドライバーで Windows Azure 向け機能強化

SQL Server 2012 SP1 の 累積的な更新プログラム (CU: Cumulative Update) #2 と 新しい ODBC Drivers for SQL Server が公開されました。

この CU2 により SQL Server Native Backup の機能を利用して SQL Server データベース を Windows Azure ストレージに容易にバックアップできるようになりました。オンプレミス (社内設置) はもちろん Windows Azure 仮想マシンなどクラウドで稼働している SQL Server のデータベースで利用でき、T-SQL および SMO を用いて Windows Azure ブロブ ストレージ へバックアップできます。ご自身でバックアップ用のリソースを準備する必要がなく、また Windows Azure ストレージ 自体がデータ保護のために多重化されており、地域冗長を利用することでより強固にバックアップできます。

新しい ODBC Drivers for SQL Server には、Windows 版に加えて Linux 版が追加されています。Windows Azure 関連の機能としては、Windows 版の ODBC ドライバーでは、接続が切断された Windows Azure SQL データベースへのセッションステートを復旧できるようになりました。Linux 版では オンプレミス または Windows Azure 仮想マシンの Linux 上のアプリケーションから Windows Azure SQL データベースへ接続できる機能が含まれています。

SQL Server Blog > Improved Cloud Scenarios and Compatibility with SQL Server 2012 SP1 CU2 and New Microsoft ODBC Drivers

Windows Azure Team Blog > SQL Server Backup and Restore to Cloud Simplified
SQL Server 2012 Service Pack 1 用の累積的な更新プログラム パッケージ 2 (KB およびダウンロード) 【2/18 追記】 リンク先を修正致しました。ご迷惑おかけ致しました。ご指摘有難うございました!

Microsoft SQLNCli team blog > Introducing the new Microsoft ODBC Drivers for SQL Server
MSDN Library > SQL Server 2012 : Microsoft ODBC Driver for SQL Server (ダウンロード詳細)