すべてにハードウェア アクセラレーションを: Windows 8 のグラフィックス

Windows 8 では、最新のグラフィックス ハードウェアによる高パフォーマンスで美しいグラフィックスを、あらゆるアプリケーションで利用できるようにすることを目標としています。この取り組みでは、さまざまな API と機能を次々と提供してきた DirectX グラフィックスという安定した基盤がベースとなります。DirectX の機能は Windows 7 で拡張され、ハードウェア アクセラレーションに対応した共通のグラフィックス プラットフォームを、それまでよりも幅広い範囲のアプリケーションで利用できるようになりました。それまでの DirectX は 3D グラフィックスが中心でしたが、いわゆる “メインストリーム” グラフィックスのための機能が追加されたのです。メインストリーム用途では、Web ブラウザー、電子メール、カレンダー、生産性アプリケーションなど、ほとんどのユーザーが日常的に使う一般的なデスクトップ アプリケーションが中心となります。Windows 7 では、DirectX に 2 つの新しいコンポーネントが追加されました。2 次元グラフィックス (図形やビットマップなど) のための Direct2D と、テキストを処理するための DirectWrite です。どちらの追加機能も、パフォーマンスはもちろん、高品質な 2D レンダリングを提供することに重点を置いています。これらの機能が追加されたことで、DirectX は、あらゆるタイプのアプリケーションを対象とするハードウェア アクセラレーション対応のグラフィックス プラットフォームとなりました。実際、Internet Explorer 9 の登場により、ハードウェア アクセラレーションを使うグラフィックスが Web にもたらされ、一般向けのアプリケーションで DirectX を使ってできることの実例が示されました。これらの機能は、WinRT によって新しい Windows 8 アプリケーションすべてに提供されます。グラフィックス チームのグループ プログラム マネージャーである Rob…

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フィードバックを基にタッチ操作でナレーターをさらに使いやすく

2 月に Windows 8 Consumer Preview をリリースする少し前に、障碍 (しょうがい) のある方にとって Windows 8 をさらに利用しやすくする取り組みについて、このブログで紹介しました。その記事では、全盲の方がタッチ スクリーンから Windows 8 を使用できるナレーターの機能についても紹介しました。この機能は Release Preview でも引き続き進化していますが、Windows 8 の最終リリースに向けて、さらに強化される予定です。今回の記事では、タッチ対応 PC を使う場合に、より便利になったナレーターの機能のいくつかについて詳しく説明します。この記事は、アクセシビリティ チームの Doug Kirschner が執筆しました。 -Steven まずは、フィードバックを寄せてくださった皆さんにお礼を申し上げたいと思います。肯定的な反応が多数ありました。Windows 8 のタッチ スクリーンに基本のスクリーン リーダーが既定で含まれることを非常に喜んでいただいています。ナレーターのタッチ スクリーンでの動作を改善し、Web での操作性を向上するために私たちが取り組めることについて、膨大な数の建設的なフィードバックをいただきました。私たちは皆さんの声に耳を傾けました。皆さんのご提案と、視覚障碍のある方を対象に Microsoft で実施したユーザビリティ テストから得られた提案とを総合して、皆さんのお気に召すと思う、重要な変更をいくつか施しました。 アクセシビリティ コミュニティの声に耳を傾ける 私たちは Developer Preview がリリースされたタイミングに乗じて、できるだけ多くの、視覚的な支援を必要とされる方に呼びかけて、ナレーターに対するフィードバックを収集しました。手始めに、Windows 8 をインストールし、感想を送ってもらうよう、Microsoft 社内のコミュニティの協力を仰ぎました (さいわい Microsoft には、すべての Microsoft 製品のアクセシビリティに取り組んでいる大規模で組織的なコミュニティがあります)。また、会場に来れば実際に試すことができる、社内のアクセシビリティ イベントを開催しました。Microsoft のキャンパスにユーザーを招いて、タッチ スクリーン上でナレーターを実際に操作し、一般的な作業を実行していただくユーザビリティ テストも実施して、改良できる点を探りました。Developer…

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Windows 8 のタッチ キーボードのデザイン

初期のタブレット PC 拡張機能が Windows に組み込まれたころから、私たちは “スクリーン キーボード” に対応してきました。Windows 8 では、タッチ キーボードの開発を一から見直し、”基本的な原則” に則ったアプローチを取っています。現在では、多くの人が携帯電話のタッチ キーボードに慣れ、他のさまざまなタッチ デバイスに触れる機会も山ほどあります。このような状況を考慮して、Windows 8 の新しいタッチ キーボードは、きわめて高い水準のエクスペリエンスと入力効率を実現するようにデザインされています。この記事では、Windows ユーザー エクスペリエンス プログラム管理チームのメンバーである Kip Knox が、タッチ キーボードへの取り組みについて詳しく説明します。– Steven Windows 8 の設計中、タッチ操作や新型 PC への対応を構想し始めたときから、私たちは、タブレットやその他のタッチ スクリーン PC で効率的にテキストを入力する手段の必要性を認識していました。タブレット PC 機能が組み込まれた Windows XP SP1 以降、Windows にはタッチ対応のスクリーン キーボードが付属しています。ただし、この機能はデスクトップ エクスペリエンスに対する拡張として設計されたものでした。Windows 8 では、このモデルを改良して、ユーザーのニーズを満たし、私たち自身の設計原則に合致し、現在流通しているフォーム ファクターと今後登場するフォーム ファクターで快適に使用できるテキスト入力サポートを導入しています。 私はこの記事を、Windows 8 のタッチ キーボードで標準の英語 QWERTY レイアウトを使って執筆しています。私が見る限り、このキーボードは非常にシンプルで、だいたい見ればわかるようにできています。これは、しばらく使って理解したからという部分もありますが、キーボードというものに私たちが馴染んでいるためでもあります。ただしここには、目に映る (あるいは指に触れる) 以上のものがあります。 私たちは、先入観を捨ててこの機能の設計に取り掛かりました。必要なすべての機能を実装するにあたり、テキスト入力を設計するプロジェクトの最初の作業は、一連の原則や目標を定めることでした。タッチ対応の…

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ファイル履歴を使ってユーザー ファイルを保護する

重要なファイルのバックアップは、だれもが行わなければならないことです。あらゆる機能が揃っている SkyDrive でも、やはりバックアップは必要です。Windows 8 では、バックアップの動作方法を見直し、すべてのファイルを復元するだけでなく、その日に編集した重要なファイルの以前のバージョンも復元するという長年の問題を解決することを目指しました。これを実現するため、Windows 8 にはファイル履歴と呼ばれる新機能が導入されています。今回の記事は、ストレージ チームのプログラム管理者である Bohdan Raciborski が執筆しました。– Steven 注: コメントがトピックからずれているようです。コメントの質はコミュニティにふさわしい水準に保ち、現在のトピックに重点を置くようお願いいたします。 ファイル履歴とは ファイル履歴は、ライブラリ、デスクトップ、お気に入り、連絡先の各フォルダーに保存された個人ファイルを継続的に保護するバックアップ アプリケーションです。ファイル システムを定期的に (既定では 1 時間おきに) スキャンして変更がないかを確認し、変更されたファイルを別の場所にコピーします。個人ファイルが変更されるたびに、ユーザーが選択した専用の外部デバイスにそのコピーが保存されます。時間の経過と共に、ファイル履歴によって、あらゆる個人ファイルに加えられた変更の完全な履歴が構築されていきます。 ファイル履歴は、ユーザーがファイルを保護する新しい方法として Windows 8 に導入された機能です。これは、Windows 7 に装備されていた Windows のバックアップと復元機能の後継となるものです。 従来のバックアップと復元と比較して、このアプローチにはどんな特徴があるのでしょうか。 残念ながら、バックアップはあまり人気のあるアプリケーションではありません。製品利用統計情報は、Windows のバックアップと復元を使っているコンシューマー PC は 5% 未満であることを示しており、使用されているすべてのサード パーティ ツールを合計しても、コンシューマー PC の半分近くはどこにもバックアップされていないことがはっきりしています。このため、ユーザーの個人データとデジタル メモリはかなり脆弱な状態にあると言えます。何らかのアクシデントによりデータ損失が生じる可能性があるためです。Microsoft は、Windows 8 で以下のことを積極的に達成しようとしています。 データ保護を簡単なものにしてだれでも有効にできるようにし、すべての Windows ユーザーが、個人ファイルが保護されていると実感できるようにする。 バックアップの設定と利用の複雑さをなくす。 バックアップを自動的に動作するサービスにして、ユーザー操作がなくてもユーザー ファイルの保護がバックグラウンドで十分に行われるようにする。 きわめてシンプルで魅力的な復元エクスペリエンスを実現し、個人ファイルのバージョンを簡単に検索、プレビュー、復元できるようにする。 私たちは、ファイル履歴の設計時、過去の教訓を用いて、PC ユーザーの変化するニーズに対処するための要件を追加しました。 PC…

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Metro スタイル アプリを一般提供に備える

皆さんの多くが RTM を楽しみにしておられることと思います。現在ストアでアプリに取り組んでいる開発者は特に興奮しておられるでしょう。既に何百ものアプリが Windows ストアにあり、さらに多くのアプリが作成途中です。最初の Developer Preview 以降、私たちは世界中のたくさんの開発者と密接に協力してきました。WinRT プラットフォームは、開発中フィードバックを基に急速に進化しています。私たちには、ストアの稼動を維持して何百万もの Preview ユーザーにアプリを提供できるようにすることと、次のビルドに向けて準備するという二重の課題があります。これは、API の変更または追加やツールの改良が生じた場合、アプリが変更されるため、最新の OS でアプリをテストして検証する必要があることを意味します。強力なパートナーシップをとおしてストアでのアプリの提供に全力で取り組んできた開発者に、私たちが最新のビルドを提供してきたのはこのためです。 この記事では、開発者が最新の API やツールを使ってアプリを最新の状態に保つことができるように、9 月以降私たちが行ってきた作業について説明します。一般提供が開始されるまでに新しいアプリの準備を確実に終えることができるように、この作業は Release Preview の後も行っています。この記事は、エコシステム アウトリーチ チームのリーダーである Dennis Flanagan が執筆しました。  –Steven Windows 8 のリリースに近づくにつれて、Metro スタイル アプリのカタログは成長し続けています。これまで、ユーザーは Microsoft がダウンロード用ビルドに搭載したアプリと、Consumer Preview と Release Preview の両方の期間にストアで提供されたアプリを体験してきました。それらのアプリの多くは、没入型のタッチ主導 Metro スタイル エクスペリエンスの優れた例です。しかし、アプリが実行される Windows リリースと同様、それらのアプリは将来のアプリのプレビュー バージョンです。すべての Metro スタイル アプリの最終バージョンは、Windows 8 の一般提供が開始されてから入手可能になります。 昨年、私たちは Windows 8 プラットフォームおよびツールの初期バージョンをリリースすることで、開発者コミュニティとの密接な協力を始めました。エンジニアリング工程のもっと前の段階で開発者に参加してもらうことを決めていたため、開発者が Metro…

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Windows 8 用フォト アプリの紹介

Windows 8 の新しいアプリを紹介する一連の記事の結びとして、この記事では新しいフォト アプリについて紹介します。Metro スタイル デザインの原則に従ったこのフォト アプリは、さまざまな異なるソースの写真を 1 か所に集約して、それらを表示、共有できるように設計されています。今回の記事は、Windows Live チームのグループ プログラム マネージャーである Brad Weed が執筆しました。 –Steven 私たちが撮影した写真はさまざまな場所に格納されることになります。PC はもちろん、Flickr や Facebook などの写真共有サービス、携帯電話もよく使用されるはずです。そして、そうした写真のほとんどがそこに格納されたままではないでしょうか。写真を保存し共有するための方法と場所はこれまで変化し続けてきましたが、撮影する写真が増え、撮影可能なデバイスが多彩になり、共有する場所と相手が広がるにつれて、これからも変化し続けるでしょう。私たちに必要なのは、すべての写真を集めて、思い出を追体験し、楽しさを共有し、写真を使ったあれこれに集中できる場所だと思います。 すべての思い出を 1 か所に Windows 8 Consumer Preview で公開されたフォト アプリのアプリ プレビューでは、撮影した写真を今まで以上に楽しむことができる新たな方法を提案しました。皆さんが自分の写真をすべて見るためには、文字どおり無数の場所を探す必要があります。このために私たちは、このような写真をすべて 1 か所に集約することにしました。Microsoft アカウントを Facebook や Flickr と連携させることで、Microsoft アカウントを使って Windows 8 にサインインするだけで、すべての写真とその思い出をたどることができるようになります。もちろんフォト アプリは SkyDrive との連携、Windows Phone での使用に最適化されているので、撮影したすべての写真は携帯電話から SkyDrive に自動送信できます。つまり Windows 8 のフォト アプリがあれば、あちこちから集める手間なく、自分の写真を携帯電話に表示することができます。携帯電話で写真を撮影した場合も、撮影とほとんど変わらない手軽さで PC…

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