Data import/export framework(DIXF)の既知の問題と解決策

 

(1)エンティティ名が英語以外の場合に、ソースファイルのプレビューが失敗する問題がKB2930555で対策されています。

< KB2930555 Preview source file fails when AXDB collation is SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS and entity's name is in Chinese>

https://mbs2.microsoft.com/Knowledgebase/KBDisplay.aspx?WTNTZSMNWUKNTMMYZWLSWZQTLLRPPXLZNPPVUVSZSZOPNOUPLOYPTKTXNVLOSKMV

 

 

(2)Export to AXの機能を使用する場合は、Hotfix KB2929553を適用頂く必要がございます。

KB2929553を適用することで、転送先の環境で、転送元の処理グループが使用可能となります。

<KB 2929553 Exporting processing groups to AX results in a .DAT file that contains some rows at the end of the file>

https://fix.lcs.dynamics.com/Issue/Resolved/51273?kb=2929553

 

 

(3)DIXFで文字列の先頭のスペースが削除される現象

Dataimport/export framework(DIXF)で、先頭に半角スペースがある文字列データを

インポートすると、ソースデータからステージングテーブルへインポートした際に、

先頭の半角スペースが削除される現象が発生します。

 

回避策としては、ソースデータの文字列の先頭に、|等の特殊文字を追加して、

ステージング->ターゲットにデータを転送する際に実行されるメソッド中で、

strRem()等を使用して特殊文字を削除することで、先頭スペースを残したまま

ターゲットテーブルに文字列データをインポートすることが可能です。

(例)