Silverlight 4の開発環境を整えるには

(2010/9/08 リンクを修正しました)

Silverlight 4の開発に必要なものをまとめてみたいと思います。

すでにVisual Studio 2010をインストールされていて、お急ぎの方は、Silverlight デベロッパーセンターのダウンロードのページをご覧ください。https://msdn.microsoft.com/ja-jp/silverlight/bb187452.aspx 必要なダウンロードリンクが掲載されています。

これから評価環境を作られる方には、Web Platform Installerを利用することをお勧めします。

Web Platform Installerは、マイクロソフトのWebプラットフォームを利用して、アプリケーションの開発や展開を行うのに必要なコンポーネントやツールをダウンロードし、インストールするための小さなアプリケーションです。

https://www.microsoft.com/web/ を開いて、ダウンロードをクリックしましょう。

Microsoft Web Platformのページ

ファイルのダウンロード画面が表示されますので、[実行]をクリックします。

WebPlatformInstallerダウンロード

Web Platform Installerのセットアッププログラムがダウンロードされますので、[実行する]をクリックします。

WebPlatformInstaller実行

Web Platform Installer 2.0が起動します。次のような画面が表示されます。

WebPlatformInstallerスタート画面

 

[Web プラットフォーム]の[ツール]部分で、[カスタマイズ]をクリックすると、次のような画面が表示されます。

 

WebPI-ツール-カスタマイズ

インストールしたいコンポーネントにチェックを入れて、[インストール]を実行してください、と言いたいところですが、注意点があります。

1. Visual Web Developer 2010 Expressのインストール時に.NET Framework 4がインストールされるため、途中、再起動を必要とします。

WebPI-NET4インストール時の再起動

再起動した場合は、Windowsにログオンすると、自動的にWeb Platform Installerが起動して、インストールを継続します。

2. Silverlight 4 Tools for Visual Studio 2010のインストールに失敗します。

WEBPIインストール失敗

このため、上図にあるように、依存関係にある、WCF RIA Services ToolkitやSilverlight Toolkitのインストールに失敗します。

回避策は、Visual Web Developer 2010 Expressをインストールした後に、Silverlight 4 Tools for Visual Studio 2010のインストールを、個別に実行することです。Web Platform Installerのインストール確認画面からでも実行できますし、Silverlight 4 Tools for Visual Studio 2010 日本語版からダウンロードして実行するのもいいでしょう。

後は、Silverlight ToolkitやWCF RIA Services ToolkitをWeb Platform Installerからインストールできます。

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Expression Blend 4については、Expression Studio 4 Ultimate日本語版の評価版をダウンロードできます。

Visual Studio 2010 と Silverlight 4 Tools for Visual Studio 2010の環境と、Expression Blend 4の環境は、Silverlight 3とSilverlight 4の開発に対応しています。言い換えると、Silverlight 3 SDKとSilverlight 4 SDK、それぞれのランタイムに応じたアプリケーションプロジェクトのテンプレートがインストールされることになります。

評価環境を整えて、Silverlight のアプリケーション開発にチャレンジしてください。