インターネットでの検索に依存しない開発作業

このところ縁あって、完全にネット環境から隔離された場所で、開発を行う機会があり、非常に新鮮な気持ちで向き合っています。外部のネット(パソコン通信含む)が使えない場所での開発というのは、おそらく15年ぶりくらいかもしれません。思えば、DOS上で開発していた頃は、技術情報を探すのも一苦労。参考資料がすぐに手に入るわけでもなく、手元にある開発キットや言語やライブラリの説明書があればまだまし、という時代。

このところ、ネットにアクセスできないオフライン、スタンドアロン環境での開発作業をしてみて、ふと思ったこと。

「時に、インターネットを参照しない方が、目の前の開発作業にものすごく集中できる」、ということ。自分自身でも驚きで、一方で、このところの習慣として、なんとなくLive Searchにアクセスする、みたいなことが多かったようにも思います。

オフラインとは言え、SilverlightのSDKドキュメントや、MSDNライブラリはPCに入っているわけです。でも、結局参照したのは、SDKのヘルプの数ページ程度。あとは、ともかく頭で考え、手を動かし、テストしながら実装し、デバッグし、物事をまとめていく。

やればできるものなんだなぁ、とちょっとした感動。つまりはソフトウェアを開発する上での基本的なことを繰り返しただけに過ぎないんですが、常時接続のインターネットが当たり前の時代だと、初心を忘れてしまうことがあるのかもしれません。

皆さんも、たまには意図的にネットの検索に頼らないで、自分のアイディアに集中してみませんか。